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【京まふ2024レポート】これは妖怪⁉初音ミク?伝統工芸・蒔絵の技が光る【京都伝統工芸大学校・京都美術工芸大学】
©CFM
2024年9月21日(土)22日(日)の2日間、京都府京都市にて開催された京都国際マンガ・アニメフェア2024(略称:京まふ)。
会場には60を超える出展者のブースが登場し、この日しか見られない特別ステージも開催。
西日本最大級のマンガ・アニメの世界観に没入し、グッズやフードを手に入れられるなど盛りだくさんの内容で、関西最大級の祭典でした。
こちらの記事では、みやこめっせ1Fの出展ブース「京都伝統工芸大学校・京都美術工芸大学」をレポートしていきます。
助教・古閑先生や学生さんから聞いた「ここに注目すると面白い!」というポイントもお届けするので、最後までぜひお読みください!
京まふ2024での「京都伝統工芸大学校・京都美術工芸大学」のテーマは『妖怪』
日本人に馴染みが深く、懐かしさや愛着を感じる『妖怪文化』を明るくポップに表現できないかと企画されました。
アニメ・ゲームのファンが注目したいのが『初音ミク』×妖怪の世界観がコラボした作品。
ちょっと不気味な雰囲気を醸し出しつつも、かわいい作品に心惹かれます。
©CFM
こちらの『初音ミク』さんの作品、伝統工芸である「蒔絵」の技法を使って描かれました。
ちなみに「蒔絵」とは、漆を塗り、乾かないうちに金粉や銀粉などを蒔いて模様を生み出すというもの。
漆の上に描いたからこそ出せるツヤや潤みが魅力なんだそう。
写真右の『初音ミク』さんの眼も注目ポイントで・・・
天然の貝を薄く切り漆の表面に貼るという「螺鈿(らでん)」の装飾技法が使われています。
はじめて見た輝きで「雅」という表現が一番しっくりくるかもしれません。
見る方向によって光り方や輝き方が変わり、ずっと眺めていたくなりました。
蒔絵そして螺鈿は、完成形をある程度計算してから作成するのだそうですが、良い意味で毎回期待を裏切られるのだとか。
伝統工芸について熱く語ってくださった学生さん・・・キラキラ輝いていて、ものすごくまぶしかったです!
他にも伝統工芸×妖怪がコラボレーションした素敵すぎる作品や、生徒が描いた妖怪ステッカーの配布もあり、多くの人が訪れた大人気のブースでした。
若き才能が今後どんな作品を作るのか楽しみです!!
【京都伝統工芸大学校】
所在地:京都府南丹市園部町二本松1−1
【京都美術工芸大学】
東山キャンパス所在地: 京都府京都市東山区上堀詰町272
京都園部キャンパス所在地:京都府南丹市園部町二本松1−1
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