今回は、京都・伏見桃山にあるe-sports”基地”である、「e-sports base e32」を紹介する。
最新のゲーミングPCや豊富なデバイスを備え、初心者から上級者まで幅広い層に対応した設備を提供するお店が、なぜ「基地」と名乗るのだろうか。この記事では、基地のオーナーから直接お話を伺った内容と共に、その魅力について詳しくレポートする。
京都にある貴重なe-sports”基地”
ゲーミングPCを持っていても、そうでなくても楽しめる場所が、e-sportsをプレイできる施設だ。近年、e-sportsの市場はますます盛り上がりを見せており、高額の賞金を競って争われる大会も多くなっている。
ゲームの練習はもちろんだが、仲間との気軽なコミュニケーションを築くことができる施設は、貴重な場所ではないだろうか。
今回は、伏見にあるe-sports「基地」である、e-sports base e32 にお邪魔した。ここからは、実際に訪れてみてのレポートを、私自身もそうであるゲーマー目線で詳しく書いていこうと思う。
駅から徒歩5秒の好立地
e-sports base e32は、近鉄京都線・桃山御陵駅から目と鼻の先にある。これなら、忙しい日でも、通り道の駅で途中下車してふらっと立ち寄るなんていうことがしやすいのではないだろうか。
さらに、営業時間も10時~23時と幅広いので、時間を気にすることなく遊べるというのもありがたいポイントだ。ちなみに、昼間のほうが空いているそうなので、ゆっくりプレイしたい方は昼間に訪れるのがおすすめとなっている。
伏見桃山という場所は非常に交通の便が良いことが特徴だ。近鉄以外にも京阪線(伏見桃山駅)やJR奈良線(桃山駅)がそれぞれ通っている。もちろん、e-sports base e32も、いずれの徒歩10分圏内にあるので、京阪神各地から訪れやすいのも魅力の一つと言えるだろう。
ド派手ではない、シックな空間
基地のドアを開けてみると、そこにはある意味で「ゲーミングらしくない」雰囲気の部屋が出迎えてくれた。e-sportsやゲーミングと聞くと、RGBのLEDがピカピカ光っている雰囲気を想像しがちだが、e-sports base e32は決してそうではない。そのため、ワンランク上の、非常に落ち着いた空間でゲームを楽しむことができた。
壁には基地で開かれた大会の参加者のサインもあった。このように、学校や会社のサークル・部活等の練習場所として使うのも、大歓迎だそうだ。
値段設定は3段階
値段は、時間制で、3つのスペックから選ぶことができる。超ハイスペックPCは数が少ないので、気をつけたい。
ミドルスペックPC | 350円/時間 | RTX3060Ti / Core i7-12700 |
ハイスペックPC | 450円/時間 | RTX3080 / Core i9-12900K |
超ハイスペックPC | 700円/時間 | RTX4080 /Core i9-13900KF |
ミドルスペックPCなら、3時間遊んでも1050円だ。オーナー曰く、できるだけ安い価格で、どんな世代の人にも楽しんで欲しいからこその値段設定となっているそうだ。
騒ぐのは大歓迎
とはいえ、自習室のように静かな空間を目指している訳ではない、とオーナーは語った。
e-sports base e32のようなリアルの店舗に足を運んでゲームをする意味は何か、ということを考えた時、それはやはり仲間たちとゲームの楽しさや勝利の瞬間を共有し、味わえることではないだろうか。
確かにオンラインゲームは集まらずして遊べる。だが、実際の店内を見てみると、和気あいあいとしながらリアルならではのコミュニケーションを楽しんでいるお客さんが多くいたことが印象的だ。
このように、e-sports base e32が、「お店」ではなく、「基地」と名乗っているのも、納得できる気がした。
豊富なタイトルと貸出デバイス
有名タイトルは揃っている
VALORANTやAPEX LEGENDSなどの対戦型FPS/TPSゲームはもちろんのこと、原神などのRPGゲーム、そしてStreet Fighterなどの格闘ゲームがラインナップされていることが魅力的だ。あらゆるゲーマーの人に楽しめる空間となっている。
筆者も実際ゲームをプレイしてみたが、ミドルスペックでも十分すぎるパフォーマンスで、カクつくことはないのはもちろん、ネット環境も非常に安定していた。
もちろん、アップデートなどは対応済みなので、自分のアカウントがあればすぐにゲームをスタートできる。
デバイス貸出は無料
PCコーナーに備え付けのデバイスだけでなく、申し出れば新しいデバイスを気軽に試すことができる。追加料金はかからない。
「VAXEEのE1 Wireless」など、買うとなると2万円以上するマウスも、1時間のPC使用料金だけで借りられてしまう。このようなデバイスを買うか迷っている人にも、ぜひ試しに来店してみて欲しい。
PADやアケコンもあり
その他にも、マウスだけでなく、PADや格ゲーのコントローラも貸出可能だ。これにはPAD派の人にも安心。
筆者は、最新の軽いマウスをレンタルしつつ、普段自分が使っているマウスも持ち込んでみた。持ち込みはOKなので、慣れた環境でのプレイも可能となっている。感度など、細かいことを気にしないでいいのはありがたい。
気軽にe-sports体験を!
貸し切り予約はお早めに
このように、e-sports base e32では楽しくゲームをプレイするだけでなく、コミュニケーションが生まれ、仲間と感動を分かち合う場の「基地」として利用して欲しい。
もちろん1人での利用や短時間の利用も歓迎なので、伏見に用事があるときは気軽に立ち寄ってみてはいかがだろうか。
基地ではその他にも、貸し切り予約も受け付けている。e-sports文化を盛り上げるためなら、積極的に協力したいとのことなので、ぜひ問い合わせてみて欲しい。
基地への協賛も随時受付中
基地で開かれるe-sports大会などへの協賛も随時受け付けている。
京都では毎年BitSummitなどが行われていることもあり、インディーズゲームの体験会や試遊会などの会場にも利用することができる。
【公式イベント情報】「BitSummit the 13th / ビットサミット13」開催決定!次回のテーマは「Summer of Yokai / 妖怪たちの夏祭り」に!(開催期間:2025/7/18~20)
次回は7月18日~20日にかけて行われるので、こちらも合わせてチェックして欲しい。
e-sports base e32の基本情報
〒612-8101 京都府京都市伏見区観音寺町212番地 伏見ビル 3階
営業時間: 10時~23時 不定休
問い合わせ: fushimi@esportsbase-e32.com
HP: https://www.esportsbase-e32.com/
X: https://x.com/EsportsBase_e32
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