京都市伏見区にある藤森神社は、『刀剣乱舞』に登場する「鶴丸国永」に縁のある場所として、刀剣乱舞ファンから親しまれています。2018年1月には、刀匠・藤安将平さんによって作刀された太刀「鶴丸」の写し刀が奉納され、約1年間、神社の宝物殿にて展示されました。
そして、2019年7月6日(土)から、「鶴丸」(写し)だけでなく、同じく『刀剣乱舞』に登場する太刀「三日月宗近」の写し刀も展示されることが決定!2019年8月25日(日)までの期間、「鶴丸」・「三日月宗近」の両写し刀を同時に見ることができます。
★関連記事:2018.1.15掲載記事 「ついに鶴丸がやってくる!聖地・藤森神社での太刀「鶴丸」(写し)の奉納・展示がまもなくスタート!」
今回の同時展示が実現するまでには、多くの関係者の協力があったそうです。
約1年間、太刀「鶴丸」(写し)を宝物殿に展示した後、押し型作製のため「鶴丸」は一旦制作者の藤安さんのもとへ。「鶴丸」(写し)の留守の間について、藤安さんとの相談の中で別の太刀をお借りすることなりました。藤安さん作の太刀「三日月宗近」の写し刀はどうだろうかという話になり、「三日月宗近」(写し)の所有者である美術刀剣 刀心のご厚意で、藤森神社に来ることが決まりました。
「鶴丸」(写し)が不在の間、「三日月宗近」(写し)が宝物殿に展示されることを発表すると、刀剣乱舞ファンから「鶴丸と一緒に展示されることはないのでしょうか」「一緒に並んでいるところを見てみたい」という声が、藤森神社に多く寄せられたそうです。このことを藤安さんに相談した結果、「三日月宗近」(写し)の貸し出しの延長が決まりました。「鶴丸」(写し)が宝物殿に再度展示される7月6日からも、「鶴丸」の留守を預かっていた「三日月宗近」(写し)が引き続き宝物殿に展示されることで、今回の同時展示が叶いました。
藤森神社と本科「三日月宗近」には縁があります。本科「鶴丸」を作刀した五条国永と、本科「三日月宗近」の作刀者・三条小鍛冶宗近が師弟関係であること。そして、藤森神社は三条小鍛冶宗近作とされる宝剣を所蔵しています。藤森神社所蔵の宝剣と、「三日月宗近」の本科は兄弟刀なのです。今回の展示は、こういったご縁もあり実現に至りました。
太刀「鶴丸」・「三日月」両写し刀の同時展示は、2019年7月6日(土)~2019年8月25日(日)までの約2ヶ月間。遠方にお住まいの方やご都合のつきにくい方にも、この特別な展示をご覧いただきたいという想いから、できるだけ長い展示期間を設けられたそうです。「鶴丸と三日月宗近が並んでいるところを見たい」というファンの熱い想いがきっかけで実現した展示だけに、藤森神社・宮司の藤森さんも「皆さんが喜んでくださる展示になれば」と語っていらっしゃいました。ぜひ、藤森神社に揃った2振りの姿をご覧ください!
太刀「鶴丸」(写し)・「三日月宗近」(写し)同時展示
期間 | 2019年7月6日(土)~2019年8月25日(日) |
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場所 | 藤森神社 宝物殿 |
時間 | 9時~17時 ※宝物殿入館は16時45分まで |
拝観料 | 無料 |
藤森神社HP | http://www.fujinomorijinjya.or.jp/ |
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