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西日本最大級のアニメ・マンガイベントが京都で開催! 豪華声優陣の出演や「地下鉄に乗るっ」をはじめ約60ブースが出展【京まふ2025】イベントレポート
- 2025/9/27
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2025年9月20日と21日、京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)が開催されました。メイン会場のみやこめっせと、第2会場の京都国際マンガミュージアムを主に、地下鉄のラッピングやプロモーションなどの施策も。2日間、京都全体がマンガ・アニメに染まるイベントです。
本記事では、京まふ2025の会場内の様子をレポートします。
声優の岡本信彦さんと石見舞菜香さんが登壇
ロームシアター京都のサウスホールでは、「京まふ2025 オープニングステージ」が開催。朝早くにもかかわらず、用意された席はすべて埋まっていました。
京まふ2025のおこしやす大使を務める、岡本信彦さんと石見舞菜香さんが挨拶し、イベントの開催をお祝い。京都市長の松井孝治さんも駆けつけ、2日間のお祭りの幕開けとなりました。
9月20日の京都はようやく夏の暑さが落ち着き、秋の観光シーズンに向けて街が動き出す時期。岡本さんは伏見エリアを(動画)、石見さんは大原エリアを(動画)案内してくれました。お二人とも京都は大好きな街ということで、在住の筆者にとっても嬉しい限りです。
「地下鉄に乗るっ」が今年もステージに登場!
ファンたちがステージ会場を埋める
現在KYOTO CMEXが追っている、京都市交通局をPRするコンテンツ「地下鉄に乗るっ」。2025年上半期は、たくさんの動きがコンテンツにありました。
そんな「地下鉄に乗るっ」が、今年もみやこめっせのステージに。「地下鉄に乗るっ」のアニメ制作を手掛ける、魚雷映蔵の佐野リヨウタさん、アニメCMや短編アニメの主題歌を歌う大木ハルミさんのほか、京都市交通局職員で、「地下鉄に乗るっ」をデフォルメした「まぢピンチ」キャラクターの制作を手掛ける古田武士さんの3人が登壇。
スペシャルライブ&トークショーが開催
大木さんによるスペシャルライブでは、「sakura」などゆかりの曲が披露。今回は赤のテレキャスターが印象的でした。みやこめっせステージに加えて、なんと大木さんは21日に京都でワンマンライブを開催し、佐野さんも参加したということです。
MV〚sakura〛 大木ハルミ / sakura-HaLu
ライブに続いて、魚雷映蔵 佐野さんと京都市交通局 古田さんによるトークショーが開催。2025年上半期の「地下鉄に乗るっ」の歩みを振り返りました。いくつかのイベントは、KYOTO CMEXでもご紹介しています。
中でも記憶に残っているのは、5月に行われたアニメーション展と、それに伴うトークショー。当時のこじんまりした雰囲気も素敵でしたが、広いみやこめっせの展示場が多くのファンで埋まっている様子を見て、胸に迫るものを感じたのは、筆者だけではなかったはずです。
地下鉄の令和6年度の1日当たりお客様数が過去最高を記録

左 魚雷映蔵 佐野さん 右 京都市交通局 古田さん
「地下鉄に乗るっ」のプロジェクトの出発点は、京都市営地下鉄や市バスの利用を促進すること。コロナ禍で非常に厳しい時期もありましたが、なんと地下鉄の令和6年度の1日当たりお客様数が過去最高を記録したことが報告されました。
この発表を聞いた会場は大いに盛り上がりました。これこそが、「地下鉄に乗るっ」に長年関わってきた佐野さんたちやファンにとって何よりも嬉しい成果なのです。
京まふをきっかけに、初めて「地下鉄に乗るっ」を知ったという方も少なくないのではないでしょうか。
実は、京まふの開催目的に、「マンガ・アニメを活用した新たなビジネスの創出支援」や、「マンガ・アニメ文化の海外発信によるコンテンツ都市・京都のブランド向上」が挙げられます。
佐野さんがイニシアチブを執る「地下鉄に乗るっ」の取り組みは、まさにそれらの在り方を実現してきています。今回のステージでは、振り返りを含め、改めてコンテンツの目指す場所を確認できました。最後はおなじみの「地下鉄に~?」→「乗るっ!」のコールアンドレスポンスでお開きに。
関連リンク
魚雷映蔵佐野リヨウタさんに訊く。「地下鉄に乗るっ アニメーション展」の裏側と、コンテンツを取り巻く厳しい現状
「地下鉄に乗るっ」がフランスに!? 魚雷映蔵佐野さんが描く、世界に誇る「ご当地コンテンツ」の今後とは
京都市交通局のブースも大盛況
ステージの外では、京都市交通局が物販ブースを展開。京まふ2025に合わせて作られた新商品をはじめとした、たくさんのグッズが販売されました。担当者のイチオシは「お出かけクリアカード」と、「トートバッグ」とのこと。
京都市交通局のブースについては、立命館大学映像学部学生チームの取材班が詳しく紹介しています。
【京まふ2025】京都市交通局さんのブースが大盛況ですっ!
さすが西日本最大級のイベントと思えるブースがずらり
京まふは今年で14回目を迎えることができました。マンガ・アニメファンの集合場所となっているだけでなく、新たなビジネスの創出支援や若手クリエイターの育成支援・雇用機会の創出にも力を注いでいます。
みやこめっせ全館を使って、たくさんの企業や団体のブースが肩を並べました。筆者がいた20日の午前中は、会場は大変混雑し、公式物販にも長い列が。ものすごい熱量に圧倒されますが、同じ「好き」を共有できる仲間と時間を共有できている感覚が心地よかったです。
おこしやす大使の岡本さんと石見さんが監修したオリジナルフード、キャラクターの着ぐるみとのグリーティングなど、あらゆる参加者が楽しめるイベントがたくさん準備されていました。
KYOTO CMEXも出展!
実はKYOTO CMEXは、京まふの共催団体なんです。私たちも活動を紹介するブースを出展し、多くの方々に興味を持っていただきました。京まふ以外にも、KYOTO CMEXが関わっているイベントはたくさんあります。ぜひチェックしてみてください。
京まふ2025、終幕!
西日本最大級のマンガ・アニメの祭典、京まふ2025は、2日間にわたり京都の街を熱気で染め上げ、大盛況のうちに閉幕。14年目ということもあり、初めましての方もベテランの方も、満足のいく内容だったのではないでしょうか。
豪華声優陣が登壇したステージや企業ブース、そして「地下鉄に乗るっ」をはじめとする多彩な企画は、来場者に忘れられない体験を提供しました。ステージを見られなくても、十分楽しめる企画がたくさん用意されています。
ファンたちが「好き」を共有する喜びだけでなく、新たなビジネスやクリエイターが生まれる土壌ともなるこのイベント。古都とポップカルチャーが融合する未来への大きな可能性を示し、コンテンツ産業が発展する土壌を、さらに高める2日間でした。
京まふホームページ: https://kyomaf.kyoto/
X: https://x.com/kyomaf