「京都の二十歳」というキャッチコピーでデビューし、独自の世界観と巧みな言葉遊びで活躍する小説家の西尾維新。デビュー15周年を記念し、4都市を巡回して開催されてきた展覧会の最後を飾る『西尾維新大辞展~京都篇~』が、7月7日(土)から京都文化博物館で開催されています。
今回の展覧会は、会場を一冊の辞典に見立て、作品に登場するフレーズやキャラクターを紐解いています。アニメ・マンガ・TVドラマなどへ展開されている作品が多いので、アニメーション原画や、展覧会イラストの制作記録動画の展示もあります。言葉遊びの面白さが魅力の一つでもある西尾維新の展覧会だけに、様々な手法で「言葉を魅せる」展示も印象的でした。壁に飾られたキャラクターのイラストにスポットライトが当たると、光が当たっているキャラクターが会話をしているように文字が映し出されるプロジェクションマッピング展示「戯言スポットライト」や、『〈物語〉シリーズ』の『偽物語(上)』での阿良々木暦と阿良々木火憐が戦うシーンの文章が、声優陣のセリフに合わせて戦っているように動く展示「バトルシーン」は、この展覧会ならではの「言葉遊び」です。小説の執筆風景を想像することができる展示「ゴーストタイピング」は、驚異的な速筆でしられる西尾維新のタイピングのテンポや、難解な漢字の変換に苦労している様子を知ることができます。 展覧会の最後のコーナーは、京都会場だけの特別展示。碁盤の目になっている京都の街がQRコードに似ていることに着想を得た展示で、『西尾維新大辞展~京都篇~』の最後の1ページまで西尾維新独自の世界観を堪能することができます。
物販コーナーでは、展覧会オリジナルグッズが数多く取り揃えられています。京都篇用に描き下ろされた新規イラストを使用したグッズも登場しています。
▲京都篇のために新しく描き下ろしたイラストを使用したアクリルスタンド
(左から、竹描き下ろしアクリルスタンド 戯言遣い&人識 税込1620円/
VOFAN描き下ろしアクリルスタンド 忍野忍 税込1620円)
『西尾維新大辞展~京都篇~』の楽しみは、会場内だけではありません。京都文化博物館内のいたるところにキャラクターパネルが設置されています。京都篇の会期初日7月7日が『〈物語〉シリーズ』戦場ヶ原ひたぎの誕生日ということで企画された七夕飾りも、館内数カ所に展示されています。京都文化博物館1階の「ろうじ店舗」内にある「あめとかふぇ とにまる」、「前田珈琲 文博店」では、コラボドリンク&フードを楽しむことができます。さらに、「ろうじ店舗」内の対象店舗にて合計税込2000円以上お買い上げで特製うちわもプレゼント!京都篇会期中は、京都文化博物館とその近隣施設や店舗を巡るスタンプラリーも開催されています。オリジナルスタンプを7個以上集めると限定の記念品(ブロマイド)がもらえます!展覧会の会場周辺一帯を巡りながら、西尾維新作家デビューの地・京都を堪能してください。
『西尾維新大辞展~京都篇~』は、2002年に作家デビューしてから100冊以上の著書を執筆してきた西尾維新の魅力に触れることができる展覧会です。数々のメディアミックスを網羅した展示であると共に、西尾維新作品をベースに新しい作品を生み出したクリエイターたちの化学反応も見ることができます。西尾維新の言葉を起点としたクロスメディアが、どのように広がり支持されていったのか…。はじまりの場所・京都で、ぜひご覧ください。
開催概要
開催期間 | 7月7日(土)~9月17日(月・祝) |
---|---|
会場 | 京都文化博物館4階展示室(京都市中京区三条高倉) |
時間 |
10:00~18:00 (金曜日は19:30まで/入場は各閉場の30分前まで) |
問い合わせ | 京都文化博物館 075-222-0888 |
展覧会公式サイト | http://exhibition.ni.siois.in/ |
©西尾維新/講談社
「KYOTO CMEX」ポータルサイトでは、マンガ・アニメ、映画・映像、ゲーム、クロスメディアの情報を発信する京都発のポータルメディアです。SNSをフォローして掲載情報をチェック!(情報募集)