- Home
- インタビュー・講演録, クリエイター支援情報, クロスメディア, マンガ・アニメ, 京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)
- イベントでは聞けなかった裏話も!『旅はに』京まふ突撃取材~プロデューサーインタビュー編~
イベントでは聞けなかった裏話も!『旅はに』京まふ突撃取材~プロデューサーインタビュー編~
- 2021/9/29
- インタビュー・講演録, クリエイター支援情報, クロスメディア, マンガ・アニメ, 京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)
- 1,379
今年度の京まふでメインキャストと制作者の方々によるトークイベントも行われた「旅はに」プロジェクト。
今回は、「旅はに」のプロデューサーをされている高本雄大さんに、イベントでは聞けなかったところまで、「旅はに」についてインタビューをさせていただきました!
(トークイベントのレポートも是非ご覧ください!)
トークイベントでは、「旅はに」は元々会社のPVになる予定だった企画だとお聞きしましたが、会社のPVという予定からどのようにして「旅はに」になったのですか?
「まずは今まで一緒に仕事をしてきた人たちと仕事をしたいというのがありました。監督の坂本さんはお仕事したことがなかったです、キャラクターデザインの満田さんはじめとする今回のスタッフとはお仕事をしたことがあって、会社の色が出る映像を作ろうという話をしていました。僕自身かわいい女の子が動くアニメが好きなので、そういうのがいいなあ、ということを皆に言っていまして、そこから始まって、坂本さんにアイディア出しをしていただきながら、今の形になったという感じですね。」
旅という要素はどうやって出てきたのですか?
「僕自身とても旅が好きなので、自分の好きなものを出していきたいと思っていました。自分が面白いと思っているものを題材にしたいなと。」
今回のショートアニメの舞台が京都ということですが、なぜ京都にしたのですか?
「僕自身が立命館大学出身なので、大学時代に京都にいたということと、坂本さんも今京都で仕事をされていて、せっかく坂本さんと一緒にやっていくということなら、坂本さんと出会った土地としてアニメの舞台を京都にしようと。あとは、観光がすごく有名な街でもあるので、旅というテーマとかけわせて題材にしやすいなと思いましたね。」
観光と言う面だけでなく、制作者の方々のゆかりのある土地ということですね。
「そうですね。意外とスタッフに関西出身や京都の人もいて。例えば美術監督さんも京都出身だったりします。結構ゆかりの人達が集まっていますね。」
トークイベントの中で、次の舞台も想定済みとのことですが、どういう基準で選ばれていますか?
「正直、47都道府県全部出したいと思っていて、順番かなと思います。笑
なので選ぶ基準というよりは、全国回ろうかなと。「日本全国、あなたの街を訪れます—―」というキャッチコピーを作っているので、ゆくゆくは全部行きたいなと思っています。」
京都以外が舞台になるのも楽しみです!
ではこのプロジェクトを、どういった人に向けて、どういう風に楽しんでほしいですか?
「その土地に住んでいる人に、「あ、うち出てるじゃん」という風に思ってほしいです。もちろんアニメファンも見ていて楽しいし、アニメを通じてこういう場所があるよというのを知らせたいというのもありますね。これをきっかけにして色んな人に日本全国のいろんな場所とか、美味しいものとか、綺麗な景色をお伝えできればと思っています。」
これをきっかけにして聖地巡礼なんかもできますね!
トークイベントの中で、アニメの冒頭の映像が上映されましたが、その中でも二人が夜行バスに乗っているというのが高本プロデューサーのこだわりであったというお話がありました。そういった小さいこだわりについてお聞きしたいです。
「結構、僕の旅行観を出したいなと思っています。一般的な旅行観かどうかはわからないんですけど、「旅行ってこれだよね」みたいな、僕が表現したいものは取り入れてもらっています。夜行バスに関しては、「女子高生が旅行に行くなら両親はお金を出してくれて新幹線に乗せてもらうだろ!」というスタッフからの意見もあったんですけど(笑)。でも冒頭で夜行バスに乗るというのは、非日常感が出ると思っています。新幹線だとあまり非日常感ってないと思っていて、夜行バスの何とも言えない不安な感じが出せたらというのはありました。」
私も見た時に、「夜行バスなんだ!」と思いました。
アニメの他に、ノベライズも決定しているそうですが、今後どのように展開をしていきたいですか?
「今はこの京都編を絶賛制作中ではあるんですけれど、まずはそれを完成させたいなと思っています。その先は、実はまだ全く考えていなくて(笑)。ただ、最初は30秒くらいのPVにしようと思っていたものが、膨らんで膨らんで10分で、色んなところを巻き込んでラジオをやったりとか、イベントに出たりとかもしているので、色んなところを巻き込み、巻き込まれながら、どんどん広げたいなとは思っています。例えばコラボポスターであったりとか、地域のお菓子とか名物とかを紹介したりとか、いろんなことをやりたいなと思っています。」
ありがとうございます。
元々は会社のPVから始まって、制作者さんとの繋がりがあってこのようなアニメになっているんですね。旅に対する高本プロデューサーのこだわりも感じられました!
それぞれの地域に関連して、様々な展開が見られそうですね。今後の展開も楽しみです!
京都を舞台としたショートアニメは今年冬公開予定。Radiotalkでは、メインキャストのお二人によるラジオも更新されています。是非チェックしてみてください!
「KYOTO CMEX」ポータルサイトでは、マンガ・アニメ、映画・映像、ゲーム、クロスメディアの情報を発信する京都発のポータルメディアです。SNSをフォローして掲載情報をチェック!(情報募集)