京都通になれる!?TVアニメ『京都寺町三条のホームズ』聖地巡礼 その4
- 2018/9/28
- マンガ・アニメ
- 10,087
望月麻衣によるミステリー小説『京都寺町三条のホームズ』。
寺町三条商店街にたたずむ骨董品屋「蔵」。店主の息子・家頭清貴は、物の価値を見分ける目と、鋭い勘を持っていることから「ホームズ」と呼ばれています。そんな清貴とひょんなことから知り合い、「蔵」でアルバイトをすることになった女子高生・真城葵。二人は、店に持ち込まれる骨董品にまつわる依頼を次々に解決していきます。京都の街を舞台に繰り広げられるこの小説のコミカライズを原作に、2018年7月アニメ化され、現在TV放送中です。
アニメに登場する京都の風景を、TV放送を追いかける形で、数回に分け紹介していきます。
第7話は、清貴と円生の火花散る鑑定対決が見ものでした。
招かれた柳原先生の誕生日パーティでは、美術品の真贋を見極めるゲームが行われました。「一番若い鑑定士に」と出題された鑑定ゲームに成功した清貴は、渡された丸い手鏡から、向かうべき場所は源光庵だと突き止めます。そこで待っていたのは、円生。源光庵本堂には有名な2つの窓があります。円型の窓は「悟りの窓」と呼ばれ、角型の窓は「迷いの窓」と名付けられています。自らの生い立ちや、贋作に関わるようになったきっかけなどを円生が語っていた場所は「迷いの窓」の前でした。「迷いの窓」は、人間の生涯を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しています。もしかしたら、自分自身を語るにふさわしい場所として、あえてこの場所を選んだのかもしれません。
第8話は、清貴の元恋人・和泉から、婚約者のアリバイ崩しを依頼されるお話でした。
登場したのは、北山。北山のメインストリート・北山通りは、カフェやレストランなどが立ち並びます。近くには京都府立植物園や桜の名所「半木の道(なからぎのみち)」などもあり、自然豊かで落ち着いた街並みが魅力です。クリスマスシーズンになると、北山のいくつかの教会を中心に「北山ウエディングストリート クリスマスイルミネーション」が開催されます。清貴と葵も、このロマンチックな雰囲気に押されて一気に距離を縮めるのかと思いきや…(笑)。
この回には、京都府立植物園以外にも、京都コンサートホールや、葵の母が清貴にふるまった「バイカル」のアップルパイ、「出町ふたば」の豆餅など、京都人にとってなじみ深いものがたくさん登場します。聖地巡礼の際に、あわせてチェックしてみてください。
物語が進むのと同時に、夏から秋、そして冬へと、作中の季節も移っていきます。季節ごとに表情を変える京都を、ぜひアニメでもお楽しみください。
次回の記事も、お楽しみに!
©望月麻衣・秋月壱葉/DEF STUDIOS
©「京都寺町三条のホームズ」製作委員会
「KYOTO CMEX」ポータルサイトでは、マンガ・アニメ、映画・映像、ゲーム、クロスメディアの情報を発信する京都発のポータルメディアです。SNSをフォローして掲載情報をチェック!(情報募集)