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【オリジナル取材記事】先端技術×伝統工芸を「忍者」で体験!「京都忍者フェスティバル」(於:京都太秦映画村)に行ってきた

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2021年3月13日(土)・14日(日)の2日間、東映太秦映画村にて「京都忍者フェスティバル」が開催されました。「忍者」をテーマに、先端技術や伝統工芸の魅力、京都の魅力を知ってもらおうというイベントです。

先端技術を使った忍者とはどういうものなのか。伝統工芸の魅力とは……?

そこで今回は、開催初日の13日の様子をレポートします!

▲入村すると、まずは武将ロボット「KIYOMORI」がお出迎え!

見どころは最先端技術を使った体験プログラム。その中から3つ、注目を集めていたものを紹介します。

まずは超未来シューティングロボット「NINJA」。ロボットを操って的(まと)にボールを当てるゲームです。体験時間になると、子どもたちが順番にモニターを見ながらロボットを操っていました。

▲モニターを見ながらコントローラーでロボットを操作

▲プレイ中はお邪魔忍者も出てきます。子どもたちはみんな真剣!

2つめは、非接触操作アーム・ロボ「GOEMON」。ジェスチャーでロボットアームを動かしてお宝を取る、一種のクレーンゲームです。

ちょうど順番が空いていたのて私も体験してみました。

▲下のモニターに映った自分の姿やアームのカメラからの画像を見て操作。意外と難しい!

「自分のジェスチャーで動かすのであれば、レバーより楽に操作できるのでは」と思っていたらとんでもない。自分の動きとアームの位置を見ながら操作しているうちに、「あれ? どういうジェスチャーで動かすんだっけ?」と悩み、混乱します。結局、私は制限時間内に1つも取れませんでした。

3つめは、ロボ馬「NINJA ロデム」。「ロデム」はモビリティ型、つまり乗り物タイプのロボットです。電動車いすとしての利用されるロボットなのですが、「ロデム」の特徴はスマートフォンでも遠隔操作できること。

遠隔操作できるから、たとえは「ロデム」から降りてベッドに寝たあとに遠隔操作でベッドの横から部屋の隅に移動させて片付け、朝起きたら遠隔操作で「ロデム」をベッドの横に移動させて乗る……なんてこともできたりするんです。

さて、今回体験できるのはこの「ロデム」の遠隔操作。室内5G回線を利用し「ロデム」を操作して室内をぐるっと一周させます。なお本来は乗車体験も行われる予定でしたが、こちらはあいにく雨天中止でした。

▲今回操縦するのはピンクの「ロデム」

▲ノートパソコンのモニターを見ながら操作します

モニターを見ながらコントローラーの十字スティックを動かし「ロデム」を動かします。コントローラー操作ならゲームである程度慣れているから大丈夫と思ったのですが、微調整が難しい……! くノ一さんたちに指示されたり励まされたりして、なんとか無事に室内を一周させることができました。

ゴール後は、青い「ロデム」を見学。後ろから乗り降りするので、体が不自由な人でも比較的楽に乗り降りできるそうです。試乗してみたかったなあ。

▲ロデムはこんな感じ。後ろから乗降し、十字スティックで操作します

このほか、村内では伝統工芸の和ろうそくの絵付け体験や、竹を使ったミニ提灯づくり体験ができるお店も登場。親子で、グループで伝統工芸体験をする姿も見られました。

▲竹で提灯をつくる職人さん。

▲ミニ提灯。インテリアとしてもおしゃれです

▲和ろうそくやさん。和ろうそくの絵はすべて手描き!

▲赤い和ろうそくに絵付け。和ろうそくの絵は花模様が多いそうです

最先端のロボット技術から昔ながらの職人の手仕事まで、京都太秦映画村を舞台にたっぷり体験できた1日でした。親子連れで体験プログラムを楽しむ人も多く、子どもたちにも京都や技術の魅力に伝わったのではないでしょうか。またこういった機会があれば、ぜひ多くの人に体験してほしいイベントでした。

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鶴原 早恵子

投稿者プロフィール

京都在住フリーライター。ビジネス系SEO記事からお出かけ系取材記事までいろいろ書いています。ライトオタクで実話怪談好き。乗り鉄だけど乗り物酔いしやすいのが悩みのタネ。

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