【京都・烏丸御池】新風館の地下にある異空間【UPLINK京都】おしゃれすぎる映画館の誕生秘話を聞いてきた!こだわり詰まったフード情報も♪
京都市中京区の「新風館」地下1Fにある「アップリンク京都」
2020年6月の「新風館」リニューアルとともに新しくオープンした4つのスクリーンとギャラリースペースを有する映画館です。
その「アップリンク京都」の特徴は、おしゃれで個性的なデザイン。
色鮮やかなスクリーンが誕生した理由や、上映される作品、ネットで話題のフードメニューについて聞いてきました!
アップリンクは元々映画の配給会社としてスタートし、2004年、渋谷に映画館が完成(現在は閉館)、2018年に2館目が吉祥寺にでき、3館目としてアップリンク京都が2020年6月にオープンしました。
映画館の運営だけでなく、映画や映像の制作など幅広い事業を展開する会社です。
そのアップリンクが若い人にも映画の魅力を伝えたいと開いたのが「アップリンク京都」で、学生の多い街・京都だからこそ生まれた関西初上陸の映画館です。
ちなみに鑑賞料金は19~22歳は1100円、16~18歳1000円、15歳以下は800円と若者のお財布にやさしく設定されています。
気になる疑問「なんでこんなおしゃれなシアターを作ったのか?」を聞いたところ、「“映画を観る体験を特別なものにする映画館”をコンセプトにしており、アップリンク京都を通してあらゆるカルチャーの体験の場になれば」という思いから生まれたのだそう。
スクリーン1には全席に赤を採用し高級感を、スクリーン2には1列ごとに座席の色を変えカラフルに、スクリーン3には全席に緑の椅子を採用し京都らしく、スクリーン4には椅子と床にはストライプ模様を壁紙にはウィリアム・モリスの「いちご泥棒」デザインしてお部屋で過ごすような時間をというコンセプトで作られています。
(写真左上スクリーン1、右上スクリーン2、左下スクリーン3、右下スクリーン4)
上映の合間にスクリーン3に入場させてもらったところ・・・やさしく鮮やかな空間が広がっていました。
スクリーン3は京都限定のデザインで、抹茶色と小豆色の宇治金時がイメージされているのだそうです。
後方の座席に座ると前方のグリーンの椅子が視界に入り、一般的な映画館とは一味違う雰囲気の中で映画鑑賞を楽しめます。
椅子は特注したという皮張りで、程よい弾力があり快適な座り心地でした。
次に「UPLINK京都」の一番のおすすめポイントを伺ってみました。
おしゃれな内観という答えを想定していましたが、返ってきた答えは「上映される映画の本数」。
「アップリンク京都」が目指しているのは、ディープな作品を上映する小規模施設・ミニシアターと、人気作品を中心に上映し大人数を収容できるシネコンの中間的な立ち位置なのだそう。
実際に上映される作品は、日本や海外の最新作にとどまらず、大手の配給会社にあたらない独立プロが制作したインディーズ作品など多岐に渡ります。
地元京都にゆかりのある作品なども上映されるそうで、時期によっては京都アニメーションの作品も上映されるのだそうです。
そう教えてもらってから上映スケジュールを改めてみると「UPLINK京都」で1日に上映される本数は、時期や曜日によって変わるものの1日あたり平均15作品・25本ほど。
スクリーンを4つしか持たない映画館とは思えないほどの数の映画が上映されています。
最後に、この赤いスタンドで販売される「UPLINK京都」のフード&ドリンクについて聞きました。
ネットで「美味しい!」「UPLINK京都でしか買えない商品がある!」という情報を目にしており、来館前から気になっていた情報です。
ポップコーンやソフトドリンクなど豊富なメニューが並ぶ中で、スタッフさんの一番のおすすめは「コダマのホットドッグ」なんだそう!
京都人なら誰もが知っている有名なパン屋「進々堂」のパンで、食肉加工会社「kodama」の無添加ソーセージを挟んでいます。
もともとは違うパンを使っていたのだそうですが「このジューシーなソーセージには、サクッとして食べ応えのある進々堂のパンが合う!」というスタッフの意見を取り入れて改良された商品なんだとか。
実際に食べてみたところ、まずソーセージがかなりジューシー。
一口食べると肉汁が飛び出る爽快な噛み心地のソーセージで、進々堂のパンがよく合います。
ランチタイムの時間帯にはホットドッグを買いに来るサラリーマンもいるほど人気商品なんだそうで、たしかにこれ1本でお腹もココロも満たされる満足感のあるホットドッグです。
(写真左はホットドッグ640円、右は抹茶ラテHOT510円)
10種類以上のスパイスと柑橘類をブレンドしたクラフトコーラや、国産生姜を使ったジンジャーエールなど興味が湧きたつメニューが色々ありましたが「抹茶ラテ(HOT)」をチョイスしました。
この「抹茶ラテ」は抹茶ラテは品評会で受賞歴もあるという宇治茶の老舗・丸久小山園の抹茶が使われています!
また砂糖はミルクティ用の砂糖をブレンドしたところ、抹茶の美味しさを引き立てられないと違う種類の砂糖に変更したというほどこだわりの詰まっています。
こちらも頂いてみたところ、抹茶の深みを感じられ、抹茶とミルク、砂糖のバランスがいい濃厚な味わい。
映画のお供としてはもちろん、映画を観ない日にも「新風館」のベンチに座って中庭を眺めながらじっくり味わいたい一杯です。
「新風館」の地下1Fのおしゃれな映画館「UPLINK京都」
スタッフさんによると映画を観に来るのはもちろんフードやドリンクを買いにふらりと訪れるのもウェルカムなのだとか!
個人的には映画鑑賞料が安いのも魅力に感じたので、子どもと一緒にお出かけしてみようと思いました。
【アップリンク京都】
所在地 | 新風館(京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2)地下1F |
アクセス | 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅・南改札口直結/駐輪場146台(駐輪後2時間まで無料)/駐車場なし(近隣のコインパーキングへ、提携施設なし) |
料金 |
一般2000円、60歳以上1300円、19歳以上22歳以下1100円、16歳以上18歳以下1000円、15歳以下800円 ※アップリンク京都会員割引、サービスデー、その他割引など別途設定 |
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