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【京まふ2025 取材レポート】動きが細かくリアルすぎる…!最新の「VTuber技術」を体感!株式会社Live2D×京都芸術デザイン専門学校ブース
- 2025/10/5
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- Vtuber, 京まふ2025
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京まふ2025で、ものすごくリアルな動き方をするキャラクターを発見!VTuber技術の一つである「Live2D」で動かしているのだとか。
こちらの記事では、株式会社Live2D×京都芸術デザイン専門学校のブースで発表されていた「VTuber技術」についてお届け!
京都芸術デザイン専門学校の学生さんや先生からお話を伺いました。
京都芸術デザイン専門学校は、京都府京都市左京区にあり、デザイン・芸術分野の専門知識と技術を基礎から学ぶことができる専門学校。
キャラクターデザインコースやコミックイラストコースといった、アニメ・マンガ・ゲーム・メタバースに関連する技術について学べるコースも配置されています。
2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D」を中心に事業展開する株式会社Live2Dをはじめ、民間企業と連携しながら、学生が実践を積めるよう力を注いでいるのだそうです。
■呼吸や髪の揺れ…細かすぎる動きに思わず注目!「Live2D」でできるコト
「京まふ2025」では、学生さんたちが考えたキャラクターがお披露目され、そのキャラクターを動かすVTuber技術体験ブースが設置されていました。
そもそもVTuber技術とは、キャラクターを動かして配信するための技術全般のこと。
従来のアニメーションはパラパラマンガのように1枚1枚の絵を描いて動かしていましたが、VTuber技術では「アンカー」と呼ばれる基準点を軸に、パーツを変形・回転させてリアルタイムに動かします。「Live2D」もそのVTuber技術の一つです。
京まふ2025では体験者がカメラの前に立って動くと、キャラクターが同じように動く…そんな体験をすることができました。
少し首をかしげると、キャラクターも同じように首をかしげ
自分の無意識の表情まで知ることもできてしまいました…ついつい仕事を忘れワクワク!
作り手である学生さんたちも「自分の描いたイラストが動きだす、その瞬間が嬉しい」とキラキラした表情で語ってくれました。
逆にリアルな動きを求める際、どのようなところが大変なのかというと「できることが多すぎて、どれから手をつけてよいか分からず、そこが一番難しい」のだそう。
「株式会社Live2D」公式SNSではその難しさや醍醐味が伝わる動画が配信されています…!
声優の #鬼頭明里 さんにご出演いただいたプロモーション動画が公開されました。https://t.co/AdqYyTXBCa
— Live2D (@Live2D) November 8, 2024
鬼頭さん自ら描いていただいたオリジナルキャラクターのイラスト(お上手すぎる!)を、
Live2Dで動かすことに挑戦してもらいました!
初めてのLive2D、果たして上手くいくのでしょうか…!😌… pic.twitter.com/Qa1Rz2KwAT
京まふ2025会場で実際に体験してみると…髪やスカートの揺れなど、動く部分がとにかく細かいことに驚きます。
そして教えてもらうまで気付きませんでしたが、なんと呼吸する時の体の動きまで追求されているとのこと。
その細かすぎる動きや表情が変わるところが、キャラクターが生きているようなリアル感につながり、ファンがつく要因になっていくのだとか。
VTuber技術に求められる繊細さ、そして面白さを感じ取ることができました。
■VTuber技術を学んだ先に見えるもの
このスゴすぎるVTuber技術を使って目指すこと、そして技術を学んだ学生さんたちはどのように羽ばたいていくのか、京都芸術デザイン専門学校の専任教員2次元領域長 磯田安宏先生に伺いました。
「イラストを描き、動かして終わりとするのではなく、ユーザーと関わるのが企業と連携する目的です。キャラクターコミュニケーションは誰がどう感じるのか、どのようにすれば喜んでもらえるのかを考える必要があります。この『京まふ2025』で来場者の方の反応が見られるのは学びになると思いますし、これからもこのような機会を増やしていきたいと思っています」
京まふ2025では学生が考案したキャラクターグッズも販売されていた
技術を学んで満足するにとどまらず、技術をどのようにすれば周りの人が喜んでくれるのか、そこが重要ということですね。そして学生さんたちの未来については…
「京都芸術デザイン専門学校の卒業生はクリエイター業界に就職する人もいますが、それ以外の進路に進む人もいます。どのような進路に進んだとしても絵を描く・動かすという技術は役に立ちますし、相手がどのようなことを求めているのか考え行動するという経験は生かされると思います」と語っていらっしゃいました。
学生さんたちが考えたキャラクターがリアルに動く様子は、京都芸術デザイン専門学校の YouTubeチャンネルをはじめSNSで確認できるほか、2026年2月みやこめっせで再び京都芸術デザイン専門学校の学生さんのバーチャル技術を見ることもできます。
いよいよ明日が京まふ2025
— 京都芸術デザイン専門学校コミックイラスト (@kgdcomic) September 19, 2025
明日に向けてキャラクターの準備もほぼ完了しております。
当日皆さんにお会いするのを楽しみにしております。#京まふ2025#Live2D
また、初日は入学前の方を対象にZoom中継も会場から予定しております(^^)/https://t.co/qbHWXV9SBS pic.twitter.com/AoeRdlUqv6
私たちのこれからの生活にもっと身近になっていくであろうVTuber技術、そして学生さんたちが考えたキャラクターをチェックしてみては?
【京まふ2025(京都国際マンガ・アニメフェア2025)】
2025年9月20日(土)21日(日)の2日間にわたり、みやこめっせ・ロームシアター京都にて開催された日本最大級のマンガ・アニメ見本市。作品の世界観に没入できるブース展示や、声優さんの生トークを聴けるステージ、オリジナルグッズ・フードの販売などが行われた。