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【京まふ2025 取材レポート】推しキャラが浮かび上がる!すみっコぐらし・リラックマ・たれぱんだファン必見。京の黒染屋・馬場染工業で伝統工芸を体験してみた!
- 2025/10/13
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- たれぱんだ, 京まふ2025, 馬場染工業株式会社
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完成した時、嬉しさが込み上げる伝統工芸体験工房を京まふ2025で体験してみました!
こちらの記事では、京まふ2025が終わった後も行けるアニメ・マンガと京都の伝統工芸が見事に融合した体験ワークショップについてお届けします。
■京まふ2025で開催された「伝統工芸体験工房」とは?
2025年9月20日(土)21日(日)に開催された京まふ2025では、京の黒染屋・馬場染工業株式会社による体験工房が開催されていました。
実はこちら、京まふに毎年出展する会社(KYOTO CMEXでは昨年も取材!記事はこちら)。
毎年新しい型染めがお目見えするのも見どころで、京まふ2024では「キン肉マン」が、京まふ2025では「やさいのようせい」「すみっコぐらし」「リラックマ」「たれぱんだ」「あらいぐまラスカル」「ふわりんましゅ」「げっし~ず」が加わりました。
そして「お通り男史」をはじめ、新しい型が増えているキャラクターもあるのだそう。
「今年はどんなキャラクターが増えているかな?」とチェックするのも、京まふの通な楽しみ方かもしれません。
体験では“京黒紋付染(きょうくろもんつきぞめ)”の技法が使われたアイテムや黒地のアイテムに、 推しのキャラクターを型刷りすることができます。
型染めの種類が豊富でその数なんと100種類以上…キャラクターにとどまらず武士の家紋まであります!
型だけでなく染料のバラエティも豊かで、16種類から選べます。
■京黒染めとは?黒染めとはどう違う…?
“京黒紋付染(きょうくろもんつきぞめ)”という言葉が登場しましたが…「一体何だろう?」と気になった人も多いのでは。
簡単に紹介すると…1979年に国の伝統的工芸品に指定された染め方や生地のことを指し、京都ならではの着物文化の一つとされています。
武士の間で檳榔という植物の種子を用いた“檳榔子染(びんろうじぞめ)”が定着し、その後ヨーロッパの染色技術に刺激を受け発展し、江戸時代に確立されました。
(写真提供/馬場染工業株式会社)
使う染料はもちろんのこと、繊細な職人技が結集し、手間が掛けられた染め方が特徴。
かいつまんだ説明とはなりますが…染色釜で温度や時間など細やかに気を配りながら染色した後、色落ちや色移りが起こらないよう丁寧に水洗いし生地を傷めぬよう一瞬にして乾燥させるのだそうです(詳細は馬場染工業株式会社さんのこちら公式サイトにて紹介されています)。
馬場染工業株式会社は、その伝統的な“京黒紋付染”の技術そして家紋という文化を現代に紡いでいます。
家紋は通常、防染した部分に筆で描いていくとのことですが、体験工房では“京黒紋付染”に気軽に親しんでもらえればと、黒染めした部分に“型染め”をするという方法でキャラクターを付けます。
■伝統工芸を実際に体験!感想は…?
京まふ2025で、型刷りにチャレンジ!
アイテムはコースター、型は今年の新作・和柄たれぱんだ、染料は草銀をチョイスしました。
京まふ2025ではアイテムをコースター1650円、トートバッグ小2200円、巾着・大トート2750円から選択できた
コースターとトートバッグ小は京まふ限定アイテム
染料一覧。16種類の中から好きな色を選べる
ここからは実際にどのような体験ができたのかお届けしていきます!
はじめに“京黒紋付染”されたコースターに型をのせ
型がずれないようしっかり押さえながら一気に染料を塗って
型をはずすと…漆黒の生地に、たれぱんだが浮かび上がりました!!
型を外し、染め上がりを確認するその瞬間は、思わず「わぁっ!」と声をあげてしまうほど嬉しくなります(上手くできない時にはプロによるフォローが入るそうなのでご安心を)。
何も入れられていない黒地も綺麗ですが、紋が入ることで黒地の美しさが際立つように感じました。
“京黒紋付染”や自分の家紋を知らない人も多い中で、伝統や文化を知ってもらいたいと始まったこちらの伝統工芸体験工房。
推しのキャラクターグッズを作っているうちに伝統工芸の魅力に気付かされるという、老舗の柔軟でチャレンジ精神豊富なアイデア力に感心してしまいました。
大人はもちろん子どもにチャレンジさせれば歴史や伝統、文化に興味を持ってくれるのかも…と思いました。
#京まふ2025 伝統工芸体験工房にお越し下さり、誠にありがとうございました❣京まふで登場した柄は、引き続き弊社の工房にて体験できます☺✨
— 感謝くん(馬場染工業㈱) (@kansyakun) September 22, 2025
▽こちらの公式HPから手捺染体験の予約が可能です‼https://t.co/bqYm2Lep6b
京都にお越しの際は是非チャレンジしてみてくださいね🎶 pic.twitter.com/B5E9bSrFN2
体験は家紋工房「柊屋新七(ひいらぎやしんしち)」にて開催されています。体験される方はこちら予約サイトからの事前予約が便利とのことです。
【馬場染工業株式会社】
所在地:京都府京都市中京区西洞院通三条下ル柳水町75
電話番号:075-221-4759(受付時間/9:00~17:00)
https://www.black-silk.com/
【京まふ2025(京都国際マンガ・アニメフェア2025)】
2025年9月20日(土)21日(日)の2日間にわたり、みやこめっせ・ロームシアター京都にて開催された日本最大級のマンガ・アニメ見本市。作品の世界観に没入できるブース展示や、声優さんの生トークを聴けるステージ、オリジナルグッズ・フードの販売などが行われた。