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学生映画に興味がある人必見! 新進気鋭の16作品の上映&プロ監督に会える映画祭が京都で開催【第28回京都国際学生映画祭】イベントレポート

2026年2月20日から23日にかけて、第28回京都国際学生映画祭が開催されました。会場は、イベントではお馴染みとなった高倉三条の京都文化博物館の中にあるフィルムシアターです。この記事では、入選監督のトークショーの様子や、実行委員会の皆さんに伺ったお話を紹介します。
京都国際学生映画祭とは?

京都国際学生映画祭は、日本最大規模の国際学生映画祭として、大学コンソーシアム京都が主催し、前述の通り学生の有志によって企画・運営されています。応募される作品は29歳以下の若手監督の手で作られ、当時学生だったことが条件(その他詳細な条件もあり)。そのため、映画監督の登竜門として、未来の映画界を担う人物の発掘を目的としています。
また、京都は古くから映画の文化遺産を現在に継承する「映画のまち」であり、同時に大学生が多い「大学のまち・学生のまち」でもあります。そのため、このようなイベントを行うにはうってつけの場所と言えます。
冬の京都は映画の街

会場の京都文化博物館
今年は、京都国際学生映画祭のプレイベントとして、「生死」というイベントが清水寺で開催されました。それ以外にも、2月の本祭を前に様々なイベントがこの映画祭の機運を盛り上げるために企画されています。さらに、秋から冬にかけての京都は、「京都ヒストリカ国際映画祭」という別のイベントともあわせて、映画一色に染まります。なお、KYOTO CMEXは両イベントのパートナーとして、行事の開催を支えています。
2026年1月17日に開催されたプレイベント「生死」のイベントレポート記事はこちら→清水寺の境内、映画を通して「いのち」を考える。第28回京都国際学生映画祭プレイベント「生死(しょうじ)」レポート
入選&当日上映された作品

京都国際学生映画祭には、毎年世界各国から作品が送られてきます。28回目となる今回は、世界から計825作品(国内192作品・海外633作品)にのぼる映画が応募されてきました。その中から、実行委員会の審査を経て、今年は中国、フランス、ドイツ、韓国、イギリス、そして日本の計16作品が入選を果たしました。入選作は各プログラムに分かれて、期間中に上映されます。
審査は主に実行委員会の学生メンバーによって行われ、若者ならではの感性を大切にしつつ入選作品が決まります。映画としての完成度はさることながら、シナリオの重厚さ、問題提起の着眼点などは評価に大きく関わります。単純計算で倍率は50倍近くになる非常に狭き門ですが、いざ会場で上映される様子を見ると、16の作品が入選した理由を納得することができました。

プログラムと入選作品は以下の通り。
Program A
| 『Ru Guo Dang Shi』 / WHAT IF | 王 子愚 / Wang, Ziyu | 中国 |
| 『米米的猜想』 / MIMI | 杨 苗婧 / Yang, Miaojing | 中国 |
| 『Au Calme Des Cigales』 / The Calm of the Cicadas | Sarah Deredec / Camille Collins / Clémence Ansquer / Juliette Le Hir / Chun-i Cheng / Ambre Muamba / Salomé Leroy / Deredec, Sarah / Collins, Camille / Ansquer, Clémence / Le Hir, Juliette / Cheng, Chun-i / Muamba, Ambre / Leroy, Salomé | フランス |
| 『お笑えない芸人』 /chuckle chuckle | 西田 祐香 / Nishida, Yuka |
日本 |
Program B
| 『クナマノブ』 / Kuna-manobu | 佐藤 優希 / Sato, Yuki | 日本 |
| 『Fuck the Cistem』 | Tajo Hurrle / Hurrle, Tajo | ドイツ |
| 『Welcome Home Freckles』 | 박 희주 / Park, Huiju | イギリス、韓国 |
| 『Paradox』 | 吉澤 太陽 / Yoshizawa, Taiyo | 日本 |
Program C
| 『时空裂缝』 / Time Lapse | Chen, Unity | 中国 |
| 『白卷』 / Unanswered | 叶尔肯 娜孜丽克 / Like | 中国 |
| 『보다 보다』 / Looky-Loo | 정 지원 / Jung, Jiwon | 韓国 |
| 『今日も咲く花のように / The Bloom Beyond Time | 因幡 大輝 / Inaba, Taiki | 日本 |
Program D
| 『沉没』 / IN THE MIST | 刘 人铭 / Liu, Renming | 中国 |
| 『모범상』 / The Good Student | 박 호범 / Park, Hobeom | 韓国 |
| 『Landflucht』 / Fleeing from the Farm | Anna Dokuchaeva / Sine Juhl / Dokuchaeva, Anna / Juhl, Sine | ドイツ |
| 『イマジナリーライン』 / Imaginary Line | 坂本 憲翔 / Sakamoto, Kensho | 日本 |
入選作品のトレイラーはこちら

↑会場を訪れた入選監督のサインも
最終日には最終審査員による賞が決定
シアターで上映された以上の16作品(入選)の中から、さらにプロの映画家を交えて審査をし、グランプリなどの賞が決定します。田口智久氏、竹林亮氏、山中瑶子氏の3名が最終審査員として招待されました。
厳正なる審査の結果、第28回京都国際学生映画祭のグランプリは、『米米的猜想』(杨苗婧 監督)に決定しました。グランプリ以外にも、各賞が決定しています。詳細はこちらのページをご覧ください。
入選監督が裏側を語るトークショーを取材

吉澤監督(左)、佐藤監督(右)
筆者が取材に訪れた際は、ちょうどプログラムBと監督によるトークショーが行われていました。4つのプログラムにはそれぞれテーマが与えられていて、プログラムBは「それぞれの生き方」です。京都国際学生映画祭は例年、作品を鑑賞しながら各プログラムのテーマについて思いを巡らせられるのが、楽しみ方の一つではないでしょうか。
上映に引き続いて、『クナマノブ』の佐藤優希監督と、『Paradox』の吉澤太陽監督が登壇しました。両監督とも卒業制作としてメガホンを取った作品が、受賞作品に選ばれたそうです。トークショーでは、ストーリーや登場人物の背景から監督の個人的な話まで、様々なトピックが飛び交い、一度作品を見れば気になる疑問がどんどん解決されていきます。
「映画をきっぱり辞めて就職を考えていた」と考えたこともあったそうですが、入選をきっかけにその道を続けたいと願うようになったそうです。おそらく、二人とも映画そのものが「それぞれの生き方」であって、テーマの設定が巧いなと感じました。最後に、監督と参加者との質疑応答の時間も設けられ、映画の上映とセットで、とても濃密な時間を過ごすことができました。
様々な経験や人脈がつくれる京都国際学生映画祭の実行委員会に参加してみませんか

仕事中の実行委員会の皆さん
これほどまでに大規模な映画祭を作るためには、様々な人々が力を合わせることが必要です。特に、年間を通じて活動する実行委員会の学生が中心となって、イベントや関連企画が運営されています。
応募されてくるたくさんの映画に直接触れられるほか、「多くの人が参加するイベントを作る」ことをひとつの目標に目指していくので、通常のサークル活動では得られない経験を積めること間違いなしです。この取材記事を作るに当たっても、実行委員会の方がたくさん協力してくださいました。
2026年度も、様々な新歓企画を予定中。主にキャンパスプラザ京都という場所(京都の大学が加盟している「大学コンソーシアム京都」の施設です)で活動しています。イベントを主催しているのも大学コンソーシアム京都なので、安心できる環境はバッチリ整っています。
映画好きの仲間はもちろん、個性豊かなメンバーが集まる京都国際学生映画祭の実行委員会に参加してみませんか? 詳細はコチラ
関連リンク
京都国際学生映画祭ホームページ https://www.kisfvf.com/
公式X https://x.com/kisfvf
公式Instagram https://www.instagram.com/kisfvf_official


