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『ギークハウス京都東福寺』の管理人を直撃 ギークハウスってどういう人が入居してるの?

シェアハウスという言葉を聞いて何を連想しますか?シェアハウスは、経済面では敷金・礼金ゼロで入居しやすいとか、社会的な面では多種多様な入居者がいるので刺激があるみたいなところでしょうか。国民生活センターによれば、「シェアハウスについては、法律上の定義はなく、主として個々の賃借人が賃貸人との間で賃貸借契約を締結し、寝室を単独で使用するほか、キッチン、リビング、風呂、トイレ等を他の賃借人と共同で使用する住宅を指すことが多い」ということだそうです。

アメリカでは、年齢、性別、職業、宗教など、バックグラウンドが異なる者同士がアパートや一軒家をシェアするのが当たり前だったりします。日本でもテレビ番組の影響か、はたまた不動産屋の商魂からなのか、この10年くらいでシェアハウスが大分増えたようです。そんなシェアハウスの中でも、「”単なるシェアハウスではなく、趣味や話題が合うギークが集まって共同生活をしたら楽しいんじゃないか”というコンセプトで、2008年夏にスタートしたシェアハウス」がギークハウスと呼ばれています。京都にも『ギークハウス京都東福寺(以下、ギーフクジ)』という物件があり、本サイトでも以前紹介させていただきました。そこで、”ゲーム開発プログラマー”としても本サイトに登場したことがある「ギーフクジ」の管理人、渡部健氏(以下、渡部氏)を直撃し、いろいろと話を聞いてみました。

ゲーム開発者が集まる「ギークハウス京都東福寺」入居者募集中!
https://cmex.kyoto/2017/02/09/12611/

BitSummitに関わる方々にスポットを当ててお話をうかがうシリーズ③「ゲーム作品を多くの人に知ってもらう機会を生かす」
https://cmex.kyoto/2017/08/08/15252/

―なぜ「ギーフクジ」の運営をしようと思いたったのでしょうか?

渡部氏:もともと私は2016年の3月にギークハウス大船渡、春から秋にかけてギークハウス元住吉に住んでいました。そこでの生活が楽しかったこと。京都にはゲーム会社を含めIT系の会社が多いわりに、その当時ギークハウスがなかったことから、需要があるのではないかと始めました。実際にはそれほどでもなかったんですが。

―プライバシーが保てる空間が十分にある家やアパートばかりのアメリカではハウスシェアリングが当り前の文化です。一方、狭い物件が多い日本ではなかなかプライバシーが確保出来ない気がしますが、ギークハウスのようなシェアハウスは一般的に普及しているものなのでしょうか?

渡部氏:どの程度普及しているのか、私も正直わからないのですが、自分がシェアハウスをやっていることもあってシェアハウスに住んでいる人と会うことはそれなりにあります。ただ、やはりシェアハウスに住んだことのない人にシェアハウスのことを話すと、自分は住みたくないっていう反応が多いので、まだまだ普及はしていないのかなと感じます。うちは個室にしているのですが、シェアハウスによってはドミトリー形式のところも多いですね。自分もそのようなタイプのシェアハウスに住むまではプライバシーが保てないことを気にしていたのですが、住んでみたら意外と慣れましたね。

―「ギーフクジ」は、築40年の6DK(122.55平米)、庭付き2階建ての一軒家です。一軒家を借り上げて、個室をサブレット(また貸し)しているという運営方式でしょうか?

渡部氏:はい、そのような方式です。

―「ギーフクジ」には現在何名が入居されているのでしょうか?

渡部氏:先日まで3名だったのですが、1人抜けて現在2名です。

―「ギーフクジ」にはどういったバックグラウンドの方が入居されているのでしょうか?

渡部氏:1人目は、神戸芸術工科大学で映像制作を学んだ後、WEBデザイナーとして企業に勤務していた38才の日本人男性の方です。彼は35才でカナダ留学して英語とイラストを学び、帰国後はフリーランスのデザイナーとして活動しています。彼の入居動機は、「様々な人が出入りするギークハウスは一人暮らしよりも刺激が多そうだと思ったから。多くの人と交流し、知見を広めるため」というもので、「住民の年齢が近く、落ち着いて仕事が出来そうだと思ったこと。また、古い家だがリフォーム済みで内装がとても綺麗だったこと、キッチンやお風呂なども新しくて綺麗だったこと」が入居を決断した決め手だそうです。

2人目は、今月からスケルトンクルースタジオという会社で働き始める予定の33才のフィンランド人男性です。彼の最大の入居動機は、「日本社会にフィットするのを手助けしてくれる人々に出会えると思ったから」だそうです。「森が近い(フィンランド人なので)、静か、京都の眺めが素敵、清潔、広々としている」から入居を決めたということです。ちなみに、私が東京でスマホゲームの展示会に出していた時に彼が遊びに来てくれたのが最初の出会いです。

―どういった方法で入居者を募っているのでしょうか?

渡部氏:主にネットと口コミです。ギークハウスプロジェクトというページとコリッシュというサイトに載せてます。

―日本ではギークハウスに限らずシェアハウスはトラブルも多いと聞いています。トラブルが発生した場合、どうやって解決するのでしょうか?

渡部氏:基本的なルールは緩めにしています。管理人の私も一緒に住んでいるので、不満があればすぐに言ってもらえるのでその都度解決していますし、一応、月1ぐらいでガス抜き会というのを開いて、お酒を飲みながら、住民の行動やシェアハウスの設備に不満があれば言ってもらってます。

―任天堂に10年在籍していたそうですが、離職率※が低いと巷間言われている会社を辞めてまで「ギーフクジ」を始めた動機をお聞かせください。

渡部氏:色々と理由があって、自分でも完全にわかっていないところがあるのですが、10年も務めるとだいたいこの先が見えてしまって、それだと人生つまらないなっと思ったのが一番の理由ですね。人生に少しランダム性を持たせたかったんです。自分がシェアハウスをやるなんてまったく想像できないことだったので、今は期待していたランダム性を手に入れられたかなと思っています。あとは任天堂には優秀な人がたくさんいたので、今思えば、そこで自分も優秀であろうとするのにちょっと疲れたというのもあるかもしれません。

※参考:就活生注目!3年後離職率が低いトップ200社
http://toyokeizai.net/articles/-/150991?page=3

―ありがとうございました。

ということで、「ギーフクジ」では現在も入居者を絶賛募集中とのこと。「ギーフクジ」の入居者は、東大→任天堂→個人ゲーム開発兼シェアハウス管理人、フリーデザイナー、フィンランド人開発者といった国際色豊富でアウトローな匂いのする面々。こうした個性豊かな同居人と一緒に生活したいというのであれば、 「ギーフクジ」公式サイトから渡部氏にコンタクトしてみてはいかがでしょうか。

『ギークハウス京都東福寺』公式サイトはこちら

渡部氏プロフィール
2005年3月 東京大学学際情報学府卒業
2005年4月 任天堂入社
2015年7月 任天堂退社後、イギリス語学留学
2015年11月 世界半周旅行へと出発
2016年2月 日本帰国後、個人でゲーム開発開始
2016年11月 『ギークハウス京都東福寺』の運営開始

出典:
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201408_04.pdf
http://toyokeizai.net/articles/-/150991?page=3
http://geekhouse.tumblr.com/post/30601181347/ギークハウスって何

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