【叡山電車×恋する小惑星】私たちが見つけた京都の街の小惑星――「恋する小惑星ラッピング電車さよならフェスタ」コラボイベントレポート
2024年7月15日から始まった第41弾「きらら×きららプロジェクト」では、叡山電車と『恋する小惑星』(Quro/芳文社)とのコラボが開催中だ。
今回はその集大成として、八瀬比叡山口駅で2025年1月11日に行われた、「恋する小惑星ラッピング電車さよならフェスタ」にお邪魔した。この記事では、その様子を写真とともにレポートする。
※コラボ開催(電車へのヘッドマーク掲載及び物販)は2025年3月16日(日)までを予定。グッズは無くなり次第終了のため、随時叡山電車 コラボ企画【公式】Xをチェックして欲しい。
「きらら×きららプロジェクト」とは
本編の前に、簡単にプロジェクトの概要について紹介しておく。
「きらら×きららプロジェクト」は、叡山電車の展望列車の名前「きらら」と、芳文社の漫画雑誌「まんがタイムきらら」のきらら繋がりがきっかけで始まったプロジェクトだ。
企画自体は2011年6月に『けいおん!』をきっかけに始まり、今日に至るまで、14年も続いているロングラン企画となっている。ちなみに、『けいおん!』のアニメは京都の風景がたくさん登場するので、併せて要チェックだ。
叡山電車ときらら号について
きららは、鞍馬や貴船方面に向かう展望列車だ。追加料金等は特にかからないので、気軽に楽しむことができるのが特徴。
車内には、線路に対して平行に設置してある座席もあり、景色を楽しみながら移動を楽しむことができる。 ※写真は2024年まで期間限定の塗装「青もみじきらら」で、メープルレッド色に戻される予定。
まんがタイムきららについて
姉妹誌に『まんがタイムきららキャラット』や『まんがタイムきららMAX』などがある。4コマ萌え漫画の最前線として、現在でも根強い人気を誇っているブランドだ。
『恋する小惑星』ってどんな漫画?
小惑星は「アステロイド」と読む。『まんがタイムきららキャラット』に連載された、Quro(くろ)さんによる漫画作品。
幼い頃出会った男の子と“小惑星を見つける”という約束をした木ノ幡みら(このはた・みら)。 高校で天文部に入部しようとしたが、今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」になっていた!?
さらにその地学部で、約束をしたはずの男の子、ではなく女の子の真中あお(まなか・あお)と再会して…。それぞれの夢に向かって活動する地学部部員たちの、きらめく青春ストーリー!
(叡山電車プレスリリースより引用: https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2024/11/news_2024.11.11.pdf)
最大級の数のヘッドマークがずらり
コラボの目玉は何といってもキャラクター仕様のヘッドマークだろう。
『恋する小惑星』の可愛らしいキャラクターたちが電車の先頭を飾り、京都の街中を疾走していくのは、なんとも見ごたえがある。今回のコラボでは、実に30枚ものヘッドマークが制作され、掲示・運行された。
イベントのフィナーレとして、そのヘッドマークが全て電車から取り外され、ホーム上に並べられた。
ヘッドマークの付け替え作業も見どころ
普段あまり見ることができない、ヘッドマークの付け替え作業も見ることができた。この日は時間になるまでたくさんのヘッドマークが取り替えられ、京都の街へとお客さんを見送っていたようだ。
駅と留置車両も『恋する小惑星』仕様に
駅構内の装飾
駅にはたくさんのイラストが飾られ、ファンたちが写真を撮っていた。
車内や方向幕にもこだわりが
ホームには特別仕様の電車が留置され、車内が解放されていた。暖房が効いており、非常にありがたく、休憩所としても使われていたようだった。
驚いたのは、方向幕(列車の行先表示板)も、『恋する小惑星』仕様になっていた点だ。また、運転席には登場人物の真中あおが乗っており、とても可愛かった。
早朝から物販に列を作るファンも
筆者は午前中に用事があったため行くことができなかったが、イベント自体は10時半から開始されていた。
「イベント開始時間前から多くのファンの方が集まっていて、用意していた商品もあっという間に完売した」と、担当者の方は言う。
というのも、ファンたちのお目当て商品は「レプリカドア注意喚起ステッカー」だそうだ。この商品自体、今回の企画で初めてかたちになったものだ。それもあり、今回は2種類が各100シート限定で販売されたが、開始直後に売り切れたそうだ。
テントから生まれるコミュニケーション
今回のイベントでは、叡山電車の方々がファンの交流スペースのためにテントや机を用意していることが印象的だった。担当者の方いわく、テントを置くのは今回に始まったことではなく、これまでも置いていたものだという。
今日のテントの下は、ファンたちが自慢のグッズを披露する場として使われていたようだ。
確かに会場は比叡山のふもとなので、非常に寒かった。しかし、この場の雰囲気はとてもあたたかいものだった。このようなきっかけもあり、イベントに参加していたファンの方にお話を伺うことができた。
東京から前日入りして京都まで来たというしんかいさん(@f_kaiji)は、4年来の『恋する小惑星』ファン。「叡山電車のイベントに参加したのは初めてだが、ファン同士のあたたかい交流を楽しむことができ、来てよかった」と語ってくれた。
会場では、ファン同士で自然とコミュニケーションが生まれていて、終始和やかな空気に包まれていた。
『恋する小惑星』を読んで、叡山電車に乗りに行こう!
以上、叡山電車と『恋する小惑星』のコラボイベント、「恋する小惑星ラッピング電車さよならフェスタ」のレポート記事をお送りした。ヘッドマークが掲載された電車の運転は3月16日まで、物販も在庫がなくなり次第終了のため、お早めに。
叡山電車沿線には、鞍馬寺や貴船神社など、京都を代表する観光地が勢ぞろいしているので、そちらの方にもぜひ足をのばしてみて欲しい。乗り換えは京阪から、出町柳駅が便利。
叡山電車きららコラボ:https://eizandensha.co.jp/event/detail156/
まんがタイムきらら:http://www.dokidokivisual.com/
2025年1月11日(土)開催の「恋する小惑星ラッピング電車さよならフェスタ」のお知らせ
当日、展示するHM(掲出運行中のHMは除く)を試しに並べてみました♪
イベントで30枚の「恋する小惑星」HMが並ぶのは、たぶん最初で最後だと思います。
皆さまのお越しをお待ちしております♪#koias #叡山電車 pic.twitter.com/4uAqrLdOmL— 叡山電車 コラボ企画【公式】 (@eiden_event) December 19, 2024
クレジット表記:【© Quro/芳文社】
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