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[京都精華大学]京都精華大学ギャラリーTerra-S 企画展「スケッチーズ|八瀬の石黒さん家から見た世界」を開催

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以下、プレスリリースの内容を掲載しています。

このたび京都精華大学(京都市左京区、学長:澤田昌人)は、「スケッチーズ|八瀬の石黒さん家から見た世界」を開催します。

「京都精華大学ギャラリーTerra-S」は、京都精華大学が運営する大学ギャラリーです。企画展や、在学生や卒業生および教職員による申請展などを開催し、学内のみならず広く一般の方にも公開しています。

陶芸家で人間国宝の 石黒宗麿(1893–1968)は、京都の八瀬で窯を築き、晩年までこの地を拠点に作陶を続けました。1956年には「財団法人八瀬陶窯」を設立し、没後(1968年)も八瀬陶窯は関係者による管理を経て、2003年から本学が施設管理を引き継いでいます。さらに2018年には、本学伝統産業イノベーションセンターにて「八瀬陶窯プロジェクト」を発足し、2023年には工房のある家屋を修繕し、石黒宗麿の研究拠点として本格的に運用を開始しました。

本展覧会では、「陶芸」「建築」「庭景」「集古」「玩具」のテーマごとに作家や研究者、専⾨家でチームを構成しました。作家らは石黒が残したスケッチをもとに地域の風景や風習、創作の意図を想像しながら読み解き、自らも八瀬に通いました。会場ではその成果の作品を石黒のスケッチとともに展示し、八瀬の石黒さん家から見える多角的な世界を展覧します。

石黒宗麿は、八瀬陶窯が後進の陶芸家たちの研究の場となることを望んでいました。本展はその遺志を引き継ぎ、表現や研究活動の場として新たな文化の創造をめざすものです。多様な専門分野が交わることで生まれる文化の広がりや、新たな視点を発見する機会となることを願っております。ぜひご高覧ください。

ウェブサイトはこちら

 

京都精華大学ギャラリーTerra-S企画展「スケッチーズ|八瀬の石黒さん家から見た世界」

会期 2025年6月27日(金)~ 8月3日(日)
開場時間 11:00~18:00
会場 京都精華大学ギャラリーTerra-S
(京都市左京区岩倉木野町137明窓館3F)
休場日 日曜日(ただし、8/3は開場)
料金 入場無料
参加作家 [陶芸チーム]
木村 隆(釉薬研究)、田中大輝(陶芸家)、中村裕太(美術家/本京都精華大学芸術学部 教員)
[建築チーム]
惠谷浩子(風景学)、諏佐遙也(模型製作)、本橋 仁(建築史家)
[庭景チーム]
石川知海(御庭植治)、山本麻紀子(アーティスト)
[集古チーム]
菊地 暁(民俗学)、松元 悠(版画家・美術家/京都精華大学芸術学部版画専攻 助手)、麥生田兵吾(写真家)
[玩具チーム]
尾崎織女(日本玩具博物館学芸員)、軸原ヨウスケ(デザイナー・玩具工芸社)、長友真昭(玩具作家・玩具工芸社)、山名伸生(玩具蒐集家/京都精華大学人文学部 教員)
主催 京都精華大学
助成 公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
協力 射水市新湊博物館、京都市左京区役所八瀬出張所、日本玩具博物館、路上観察学会40周年記念事業「路上観察よ いつまでも」
企画 京都精華大学伝統産業イノベーションセンター、京都精華大学ギャラリーTerra-S
マンガ 谷本 研
テキスト 中村裕太(美術家/京都精華大学芸術学部 教員)
デザイン 仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura)

パンフレットより「八瀬の石黒さん家から見た相関図」石黒宗麿と八瀬陶窯(1956年頃、射水市新湊博物館提供)

 

― 石黒宗麿と八瀬陶窯 ―
石黒宗麿(1893–1968)は、1936年に京都洛北の八瀬で窯を築き、晩年までこの地を拠点に作陶を続けた。中国や朝鮮の古陶磁に肉迫しつつも、独自のエスプリを持った陶芸家として知られ、1955年に鉄釉陶器の技法による重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。1956年には「財団法人八瀬陶窯」を設立し、後進の陶芸家の研究の場となることを望んだ。没後、関係者の管理を経て、2003年から京都精華大学が施設管理を行う。2018年に本学伝統産業イノベーションセンターにて「八瀬陶窯プロジェクト」を発足。2023年には工房のある家屋を修繕し、実地的な石黒宗麿の研究拠点として運用している。

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