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テーマは“戦後の沖縄”と“ネコ”。 京都のミニシアターがこだわって選んだ2作品の魅力

アップリンク京都入り口

 

地下鉄烏丸線 烏丸御池駅に直結する「新風館」地下1Fにある映画館「アップリンク京都」。このミニシアターで、2月13日(金)から(上映終了日は未定)、妻夫木聡主演の映画『宝島』(昨年9月公開)の「沖縄ことば対応字幕版」、続いて2月20日(金)から26日まで1週間限定で、ネコ動画をまとめた作品『CatVideoFest』が上映されます。

 

今回は上記2作品の上映決定に至った経緯や、おすすめポイントを同館スタッフの声を交えながらご紹介します。

 

 

べネズエラ情勢をきっかけに『宝島』上映決定

本作は戦後の沖縄を舞台に、米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの青春を描いた物語です。主演は「でっかい戦果」をあげることを夢見るグスク役の妻夫木聡で、幼なじみのヤマコを広瀬すず、レイを窪田正孝が、そして彼らのリーダー的な存在であるオンを永山瑛太が演じています。沖縄戦や、本土復帰後の沖縄に関連する映画は過去にも多く製作されてきましたが、本作は大友啓史監督のもと、“沖縄がアメリカだった時代”を真正面から描いています。

 

スタッフの斎藤さんに本作上映の経緯をたずねると、今年1月のアメリカによるべネズエラへの軍事侵攻とのこと。本作の舞台である沖縄の歴史と今回の軍事侵攻は、歴史的背景が違うように見えますが、「大国が他国に干渉することで民間人の間に分断が生まれてしまう、という点で共通項があるのでは」と斎藤さん。

 

学生の方々に見てほしいと語る斎藤さんは、映画を見たことをきっかけにこれまで興味がなかった歴史に興味を持つことができ、勉強しはじめたことがあるそうです。“沖縄がアメリカだった時代”を描いた本作は、興味を持つ切り口がたくさんあるように思います。

 

今回の上映のおすすめポイントとして、“沖縄ことば対応字幕版”であることがあげられます。昨年上映されていた通常版を見た人の中で、話は面白いけど方言がほとんど聞き取れないという声が多くあがったようです。「物語をより深く楽しんでもらうためにも、ぜひ今回の上映に来てほしい」と斎藤さんは語ってくれました。

 

『宝島』公式HP:https://www.takarajima-movie.jp/

 

 

ネコ動画の祭典『CatVideoFest』

https://www.youtube.com/watch?v=os-6rJVyYo4

本作は2016年から毎年開催され世界各地・350館以上の劇場で上映されてきた、世界的に愛されるネコ動画集の決定版です。世界中から集められた今一番ホットなネコ動画を、映画館の大きなスクリーンで楽しむことができます。ちなみに本作は劇場限定上映になります。

 

斎藤さんにこの作品の特徴を聞いたところ、「本作はネコ好きによる“推し活”に近い作品」との回答が返ってきました。大好きなネコを映画館まで足を運んで、知らない人同士で鑑賞するという体験は、ネコ好きという感情を誰かと共有したいという気持ちからくるものではないでしょうか。今はスマホがあればいつでもネコ動画が見られる時代ですが、あえて映画館という“一期一会”の空間で楽しむのもいいかもしれません。

 

同館はまだお子様の来場が少ないとのこと。本作は老若男女がみんなで気軽に楽しむことができるので、「ご家族と一緒に来られたお子様に初めての映画館体験をしてくれたら嬉しいです」と斎藤さん。

 

映画以外の作品を上映することについては「この作品は“お祭り”だと捉えています。これは同館のコンセプトに合致するんです」と答えてくれました。同館では、映画上映以外にも音楽やトークショー、ポップアップストアといった映画以外の活動を展開していきたいと考えておられます。「そうすることで普段映画を見ない人でも、“アップリンク京都で〇〇がしたい!”と感じてくれると嬉しいですね」と斎藤さん。

 

「本作をきっかけに、普段映画を見ない人が劇場に訪れることで、当館のことを知ってもらうきっかけになれば」と結んでくれました。

 

『CatVideoFest』公式HP:https://catvideofest.jp/

 

【アップリンク京都】

所在地:新風館(京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2)地下1F

アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池」駅・南改札口直結

料金:一般2000円、60歳以上1300円、19歳以上22歳以下1100円、16歳以上18歳以下1000円、15歳以下800円

アップリンク京都公式HP:https://kyoto.uplink.co.jp/

 

 

 

ライター

山下コウキ

兼業ライター

会社員をやりながら副業でライターをしています。
映画・マンガを愛好しています。
大学時代に京都に住んだ経験から京都のことが大好きになりました。

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