京都創造ゲームジャムに行ってきた!社会課題解決×ゲーム開発の熱い4日間 〜学生ライター 山口輝 の体験記(1)〜
- 2024/12/5
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社会課題の解決に、ゲーム開発!? 一風変わったハッカソン「京都創造ゲームジャム」に潜入してきました!
今回、我々大阪成蹊大学データサイエンス学部の学生チームは、京都創造ゲームジャムを取材してきました。このイベントは、在大阪・神戸アメリカ総領事館が主催する、社会課題の解決を目的としたゲームを開発するハッカソンイベントです。つまり、作られるゲームは「シリアスゲーム」と呼ばれるものです。シリアスゲームとは、娯楽性だけでなく、教育や訓練、社会問題への啓発といった目的を持つゲームの総称。近年、その効果が注目され、様々な分野で活用されています。たくさんの方からお話しを聞くことができたので、この記事では本イベントの概要をご紹介します。
まずハッカソンとは、プログラマーやデザイナー、その他様々な分野のクリエイターが集まり、短期間で集中的にソフトウェアやハードウェアなどを開発するイベントのこと。元々はアメリカ発祥で、特定の技術的問題を解決したり、新しいサービスを開発したりすることを目的として始まりました。今では世界中で開催され、規模も大小様々。こうしたシリアスゲームを扱うハッカソンとしては、日本では過去に東京や札幌、名古屋などでGlobal Game JamやHack Uなどが開催されています。
今回の京都創造ゲームジャムは初の京都開催となりました。テーマは、フェイクニュースとメディアリテラシー、環境とサステナビリティ、市民参加、女性のエンパワーメントと男女平等、起業家精神と経済のエンパワーメント、英語学習と海外留学、公衆衛生と安全保障の7つ。京都市と、ゲーム業界のリーディングカンパニーであるCONAMI、UBIソフトなどがバックアップしています。開催期間は2024年11月8日(月)~11日(木)の4日間。場所は京都外国語大学で行われました。
1~2日目は、各テーマに関する専門家による講演が行われます。参加者は7つのテーマから1つを選び、グループに分かれてアイデアを出し合い、開発するゲームの方向性を固めていきます。3~4日目は、いよいよゲーム開発! 初めて会った人同士や、2~3人で一緒に参加している人など、様々なバックグラウンドを持つ参加者が集まります。ゲーム開発の際にはバックアップ企業から参加したプロのゲーム製作スタッフに意見を求め、進行することができます。
グループ分けは、それぞれのスキルや経験を考慮し、役割が被らないように参加者が、もしくは運営側がチーム分けを行います。学生から現役のプロのゲーム開発者、ゲームライターまで、多様な業界の人が集まるのもこのイベントの特徴です。
優勝チームにはなんと、賞金(総額400万円相当)が授与されます! この賞金は、開発したゲームを実際にリリースするための資金として活用してもらうことを目的としています。チームで開発した社会課題解決に貢献するゲームが世に出るチャンス!
今後の記事では、イベント進行の様子をさらに詳しくレポート! 開発されたゲームの内容や開催者、参加者たちの熱い想いに迫ります。お楽しみに!
参加費は無料でゲーム開発の経験は必要ありません。ゲーム開発に使用するツールなど、詳しいイベント情報はホームページをご確認ください!
京都創造ゲームジャム
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