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【京まふ2025】おこしやす大使の岡本信彦さん&石見舞菜香さんに独占インタビュー!!!
- 2025/11/25
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- 京まふ, 京まふ2025, 京都国際マンガ・アニメフェア, 岡本信彦, 石見舞菜香
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2025年9月20日(土)・21日(日)に開催された「京都国際マンガ・アニメフェア2025」(通称:京まふ)。
今年も2日間を通して来場者数が約3.6万人と大盛況の中、閉幕いたしました。
今回はなんと、そんな京まふで“おこしやす大使”としてご活躍された声優の岡本信彦さんと石見舞菜香さんにインタビューをさせていただきました!

学生インタビュアーの緊張をほぐしてくださる場面もありました… !
—————オープニングステージやスペシャルステージへのご出演、お疲れさまでした。オープニングステージの盛り上がりについて、お二人から見た印象はいかがでしたか?
岡本さん:そうですね、京都市長をはじめ、普段なかなかお会いできない方々と一緒に登壇することができたのはとても嬉しかったです。あれだけ多くのお客様が「オープンニングセレモニーって何やるんだろう?」という気持ちで集まってくださったと思うのですが、そんな中で見に来てくださった方々や京まふを好きな方々のおかげで作られた空間なんだなと感じながら、一緒にお話させてもらいました。本当に一瞬で終わった印象で、皆さんのお話を聞きながらニコニコしていたら、いつの間にか終わっていたという感じでしたね。
—————ありがとうございます。石見さんはいかがですか?
石見さん:本当にたくさんのお客様に温かく迎えていただいて、すごく嬉しい気持ちになりました。今回で14回目ということなんですけど、新しくファミリーコーナーを設けるなど、新たな試みによって、より幅広い世代の方に楽しんでいただけるように、という主催者さんの思いがすごく伝わってきました。いろいろな世代の方々が一緒に会場を見回ってくださればいいなと感じましたし、京まふの魅力をたくさんお伝えできていたら嬉しいなと思います。一瞬に感じましたが、とても良いひとときになりました。
—————岡本さんは2年続けておこしやす大使にご就任されていますが、2年連続でご就任された感想などあれば教えてください。
岡本さん:去年より人が増えていることがとても嬉しいです。去年と同じように今年もSNSを駆使して盛り上げようという気持ちで頑張りました。今年は、例えば「コラボご飯を食べました」「伝統工芸を見に行ってみました」「TikTokの動画を見てその場所に行ってみました」など、ファンの方から感想をいただく機会がより多く感じました。
京まふは元々たくさんの人に来ていただいていると思いますが、年々さらにパワーアップしていることをこの肌で実感しました。
—————石見さんは昨年、出演者として京まふのステージにご登壇されていましたが、今回初めておこしやす大使を務めてみていかがでしょうか。
石見さん:去年は1ステージだけの出演だったので一瞬でした。今回はおこしやす大使として、京まふのことや初めて知る京都の素敵な食べ物をはじめ、様々な魅力を存分に感じられました。京まふを通して、そういった京都の魅力を広めていけるということを幸せに感じています。
—————カフェメニューについても聞かせてください。岡本さんは『京風冷やし茶漬け ~牛しぐれ煮もおこしやす~』と『きな粉とキャラメルのわらび餅』を、石見さんは『京野菜のスパイシーポキ丼』と『宇治抹茶のグリーンラテ』をカフェメニューとして考案されましたが、それぞれのメニューへのこだわりや、ここだけは外せないポイントなどはありますか?
岡本さん:去年はモッツァレラチーズバーガーを考案したんですけど、当日めちゃくちゃ混んでたんですよね。今年は冷やし茶漬けにしたんですけど、皆さんに言われたのは「え、京都でお茶漬け?」って。そこで『ぶぶ漬け』は『早く帰ってくれ』というようなことを意味することもあるって知ったんです。京都出身ではないので、そういう概念を知らなくて(笑)
僕が京都で食べたお店の昆布や牛しぐれ煮がおいしくて、その要素も入れてもらいつつ、早く食べられておいしい商品を今回は作らせていただきました。

岡本さんのエピソードが面白く、取材中は終始、笑いに包まれていました。
石見さん:私も“京ことば”なるものを知らなくて、岡本さんのメニューや意図を聞いたとき、「なんて天才なんだろう」と思っていました(笑)
夏にぴったりだと思ったんですけど、そういう意味もあったんですね。
—————石見さんはいかがでしょうか。
石見さん:私はメニューを考えるのが初めてで、どうしようって思ったときに、自分が好きな食べ物を京野菜と一緒に堪能していただけたら、それが一番嬉しいなということで、スパイシーポキ丼を考案させていただきました。
私はどんぶりメニューが好きなので、アボカド・サーモン・マグロに京野菜が合わさったらどうなるのかなと思って提案させていただいたんですけど、食べてみたら本当に美味しくて。
スパイシーなのが心配で辛すぎたりしないかなとも思っていたんですけど、ちょうどよい辛さでした。卵も乗っていたので、辛いものが苦手な方でも卵と混ぜて食べていただけたらマイルドになって美味しいと思いますので、好評だといいなって思います。
抹茶ラテは、去年、京まふで京都に来させていただいた時に抹茶ビールというものを飲ませてもらって、それが本当に美味しくて、感動して。
でも、ビールを提案するのは、なかなかカフェには難しいかなということでラテにしました。あんこや八つ橋が乗っていて、The京都って感じの一品になったんじゃないかなと思っています。
—————ありがとうございます。お二人とも京野菜が入ったメニューだったと思うのですが、あらためて好きな京野菜を教えてください。
岡本さん:僕は万願寺唐辛子が本当に好きで。
先月も朗読劇があって京都に来たんですよ。その時に数えきれないくらいの万願寺唐辛子を食べましたね。
カフェメニューのお茶漬けの上にも乗せてもらいました。ちょっとピリ辛で美味しいんです。
石見さん:私は京野菜ではないんですけど、ズッキーニが(笑)
京まふのプロモーション動画の撮影で、大原でズッキーニの天ぷらを食べさせていただいたとき、すでに結構満腹だったんですけど、何個食べたんだろう、もう全然一生入るな…ぐらいに、美味しくて止まらなくなっちゃって。
旬を考えるとカフェメニューには入れられなかったんですけど、本当に、ズッキーニの天ぷらの素晴らしさを皆さんに体験してほしいので、これから事あるごとに広める活動をしたいなと思います(笑)
—————先ほどから食べ物についてのお話を聞かせていただいていますが、他に京都で食べて印象に残っている料理などはありますか?
岡本さん:僕はわらび餅ですね。本当にめっちゃ好きで、今回わらび餅もカフェメニューで出させていただいたんです。
京都のよく行くお店のわらび餅が氷の上に乗っているんですけど、わらび餅の概念が覆ったというか、すっごく美味しいんですよね。
石見さん:私は昨晩いただいたすき焼きが感動するくらい美味しくて、目の前で店員さんが作ってくださるお店だったんですけど、最初にざらめって言うんですか?
岡本さん:うんうん。
石見さん:ざらめを先に敷いてから、お肉を乗っけるみたいな。
そういう味付けの仕方を初めて見ました。やっぱりお肉も甘めで、すごく美味しくて…もう、たくさん食べてしまいました(笑)
—————続いて、京都に関する質問です。今回京まふを通して、京都の様々な場所へ行かれたと思いますが、その中で特に印象深かった場所、エピソードなどはありますか?
岡本さん:僕は元々お酒をあまり飲まないし、飲めない方で、どちらかと言うと石見さんの方が飲めるんです。なのに、京まふのプロモーション動画の撮影行程を見た時に、お酒飲む企画がほとんど僕の方で、もしかしたらお酒を好きな方を間違えているのかなって(笑)。
だけど、あまりお酒を飲まない自分でも全部美味しくて、特に衝撃を受けたのが藤岡酒造さんの「酒造Barえん」で飲んだ「蒼空」という日本酒でした。いい意味で日本酒感が強くなくて、20歳になって初めてお酒を飲む方でも飲みやすいんじゃないかと思いました。是非皆さんにも飲んでみてほしいです。
石見さん:私は大原・三千院の紫陽花が印象的でした。ちょうど満開の時期に見ることができて、右も左も紫陽花がいっぱいで。きものを着て見に行ったんですけど、すごく幸せで(笑)
私も母も祖母も紫陽花が大好きなので、連れて行きたいなぁ~って。本当にそれぐらい良い景色で、すごく思い出に残っています。

質問をした学生1人1人と目線を合わせながら話してくださるお二人。
—————最後に、声優業に関してお聞かせください。お二人は新しいキャラクターを演じる際、どのように役作りをされていますか?
岡本さん:僕は、まず原作をチェックします。
あと、僕の場合はなんですけど、新人の子達に教える時によく言っているのは、”キャラクターの好きなポイントと嫌いなポイントを見つける“ことですね。とりあえず2つ、1番好きなところと、1番嫌いなところを自分で見つけてくださいねって伝えます。
ここは人によって変わってくる部分で、キャラクターのオーディションをする段階で、演じる側とキャラクターの相性の問題になってくるんです。これがないと核がズレてくるので、「なんとなくかっこいい」とか「なんとなく可愛くやる」、よりは自分の中で「なにが可愛いんだろう?」っていうのを1個見つけて、それだけだとちょっと浅くなるので、嫌いなポイント、例えば「このキャラクターのこういうところあんまり好きじゃないな、苦手だな」、「こういうところ嫌われそうだな」ってところもフィーチャーしてあげる。ポジティブな部分とネガティブな部分の両方を出してあげると、人間味みたいなものが出るかなって思いますね。
—————なるほど、ありがとうございます。石見さんはいかがですか?
石見さん:私は、まず原作があるものは原作を読んで雰囲気だったりニュアンスだったりをフワッと掴んでいきます。そこから台本になっていくと、セリフの上に“ト書き”があるので、そこで初めて知るキャラクターたちの思惑だったり、動きだったりに合わせて役を作っていくのが主な流れです。
それ以外にも、“幅を決めすぎない”っていうのはすごく意識していて。声優として活動していくなかで私が壁にぶち当たっていた時、「このキャラクターは怒った時にこんな感じでやっていたな」みたいな記憶でやっていて苦しかった時期があって。だから、“キャラクターの限界を決めない”というか。その時々の感情を素直に表現していくと、なんとなくブレにくくなった感覚があったので、そういうのは大事にしていますね。音というよりかは気持ちで。聞いていて整っていなくても、本当に思っていたらマイクを通しても伝わるって、私は感じるので。そういうのは大事にしています。

役作りに関しても、丁寧に教えてくださいました。
岡本信彦さんも石見舞菜香さんも、終始、笑顔で真摯に質問にお答えくださりました!お忙しいところ、インタビューを受けてくださりありがとうございました!
立命館大学映像学部学生チーム一同、お二人の益々のご活躍をお祈りいたしております!


