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- 【連載:京都国際マンガ・アニメフェアをふり返る~2012年編~】 声優ライブに出張編集部!「京まふ」はここからスタートした
【連載:京都国際マンガ・アニメフェアをふり返る~2012年編~】 声優ライブに出張編集部!「京まふ」はここからスタートした
- 2016/8/9
- クロスメディア, ゲーム, マンガ・アニメ, 京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ), 開催終了
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今年も9月17日・18日に京都市勧業館「みやこめっせ」他にて開催が予定されている「京都国際マンガ・アニメフェア」、通称「京まふ」というイベント。みなさんはご存知でしょうか?
「名前は聞いたことがある」という方や、「そもそも何をやるイベントなの?」「どんな催し物があるの?」など、興味はあるけども詳しくは知らない、という方もひょっとすれば多いのではないでしょうか。
そこで今回、色んな方々に「京まふ」を知っていただくべく、新たな連載企画をスタート。「京都国際マンガ・アニメフェアをふり返る」と題し、過去の開催年にどのような催しが行われてきたかをダイジェストでふり返ります。その第1回目となる本稿では、記念すべき初開催年「京都国際マンガ・アニメフェア2012」の模様をピックアップしてお届けしちゃいます。
今から遡ること4年前の2012年9月。「京都国際マンガ・アニメフェア」は西日本最大級のマンガ・アニメの見本市イベントとしてその産声を上げました。
9月21日、「京まふ」の初日はビジネスデーとして開催されました。ここでは、マンガやアニメをテーマとしたセミナーを実施。アニメ監督の山本寛氏や「プロダクションI.G」の郡司幹雄氏といったゲストが登壇し、マンガ・アニメを世界発信するには、またそれらを地域産業に役立てるにはどうすればいいかなど、コンテンツビジネスに関する内容を中心に語られました。聞き入る参加者の中には地元企業の方も多く、関西圏のアニメやマンガ産業の活性化についてビジナスのノウハウが広く共有されました。これは、後の京都をはじめとした関西コンテンツの発展に大きく繋がっています。
また、この日は「少年エース」や「月刊少年ガンガン」「ジャンプスクエア」をはじめとした人気マンガ誌の「出張編集部」も会場に登場。プロを目指す多くのマンガ家志望者が、自身の作品の持ち込みを行いました。この出張編集部は、関西圏のマンガ家志望者がプロの作家や編集者と意見を交わす貴重な機会として、現在も続けて開催されています。
そして、一般来場者を迎えた22日から翌23日のパブリックデーでは、多数のコンテンツホルダーや有名作品のブース出展、物販コーナーなどにファンが殺到。特に物販では18商品30種類ものアイテムが「京まふ」に合わせて開発された商品として登場しました。「ミルキィホームズ」や「化物語」、「薄桜鬼」といった人気作品の商品も多数展開され、いずれも「京都」にちなんだコラボアイテムとあって人気を博しました。中には、その後にシリーズ化したものもあり、「アニメイト」等で定番商品として販売されるまでに至っています。
さらに、多くのアーティストや声優陣が参加することで注目されている「ステージイベント」も、初年度から実施。2012年のステージでは、当時TVアニメも放送中で話題沸騰の作品「黒子のバスケ」からメインキャストの小野友樹さんと小野賢章さんらを招いたトークショーが、アニメ「ゆるゆり♪♪」からはラジオ番組の公開録音や、七森中☆ごらく部(三上枝織さん、大坪由佳さん、津田美波さん、大久保瑠美さん)によるミニライブなども開催されました。他にも「劇場版 TIGER & BUNNY-The Beginning-」や「絶園のテンペスト」といった人気作品のステージが開催され、それぞれの作品のキャスト陣が多数登壇。ステージイベントは「京まふ」最大の催しとして、現在では多くのアニメ・声優ファンに知られるようになりました。
この他、ミルキィホームズや水樹奈々さんによる平安神宮奉納ライブ、「ガイナックス流アニメ作法」の特別展といった共催イベントも、もりだくさんで実施。ビジネスデーとパブリックデーをあわせた3日間の来場者数は、延べ24000人近くを記録しました。
こうして、多くの参加者の声援を受けて翌年以降の「京まふ」も開催が決定。この年限定の開催で終わることなく、多くのファンに親しまれる巨大マンガ・アニメイベントとして今に至るまで成長を続けているのです。
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