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【「京まふ2016」出展作品紹介】 優しい気持ちで心が満腹! 楽しく学べる料理マンガ『甘々と稲妻』

2012年より開催され、今や恒例となりつつあるイベント「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」。
今年も9月17日・18日と二日にわたって開催されるこのイベントでは、毎年多くの作品が出展されており、今年も例に漏れず、50以上の作品が出展されます。

こちらの記事を読まれている方の中にも、その出展される作品のいずれかを目当てに、「京まふ」へ行かれる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、これだけの数の作品が出展されているとなると、さすがに全ての作品を把握するのは至難の業。
耳にしたことはあっても、どのような作品か把握できていないものもあると思われます。
そんな方の為に、こちらでは「京まふ」をより深く、より楽しめるように、今年出展される作品を一部紹介していきたいと思います。

今回は『甘々と稲妻(あまあまといなずま)』の紹介です。

 


●優しい気持ちで心が満腹! 『甘々と稲妻』

半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼稚園に通っている幼い娘つむぎを育てていたが、料理がほとんどできないため、出来合いの食事や外食ばかりの日々を送っていた。
ある日、つむぎと出かけたお花見で、母にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う。
彼女との出会いを経て、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねる。
そこで、小鳥と一緒に炊いた土鍋のご飯をきっかけとして、3人で定期的に料理をするようになり、料理の楽しみに目覚めていく。

「甘々と稲妻」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2016年8月28日 (日) 11:01 UTC
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%98%E3%80%85%E3%81%A8%E7%A8%B2%E5%A6%BB


2013年3月から『good!アフタヌーン』にて連載中の”ほんわか料理マンガ“『甘々と稲妻(あまあまといなずま)』

料理が不得手な公平と、包丁は扱えないがノウハウは完璧な小鳥。
そして、二人が四苦八苦しながら一生懸命作った料理を、おいしそうに食べてくれるつぐみ。
この三人を軸に展開されるこの作品は、一言で表すのなら、「料理の楽しさを教えてくれる料理本」と言ったところでしょうか。

 

通常の料理本は、レシピやノウハウといったような、料理の知識を非常に詳しく教えてくれます。
『甘々と稲妻』はあくまでマンガですので、さすがに、その点では通常の料理本に劣ってしまうでしょう。

ですが、通常の料理本では教えてくれない「料理の楽しさ」を、『甘々と稲妻』はこれ以上ないぐらいに教えてくれます。
例えば、煮込みハンバーグがおいしくできたときのうれしさ、唐揚げを揚げるときの大変さ、料理を作るのが少しずつ好きになっていく感覚……

そういった料理を経て得られる様々な感情、楽しさを、メイン人物である表情豊かな三人が直に伝えてくれます。
特に、つぐみの「おいしい!」という言葉の破壊力たるや、思わず頬が緩んでしまうこと間違いなし。
「試しに料理を作ってみようかな」、「ちょっと一手間かけてみようかな」等というような気持ちにさせてくれます。

また、”料理ができない人“目線で描かれた料理マンガであるこの作品は、できない側の視点だからこそ、みじん切りの仕方や出汁の取り方といった、普通の料理マンガでは省いてしまうような細かな部分も、わかりやすく説明をしてくれます。
作中で作られている料理が、家庭でも手軽に出来るものなのもポイントで、単行本には、各話の間にレシピが載っているので、「これは!」を思ったレシピを実際に作ることも可能。
「出汁を取ってから作る料理」や「甘辛ダレを絡めて食べる唐揚げ」といった一手間かかった料理の数々には、普段料理をしている人でも、思わず真似してみたくなるような魅力が詰まっています。

料理を教えてもらいながら一緒に作り、作った料理を「おいしい」と言って食べてもらえる。
料理の楽しさ、醍醐味がすべて詰まった理想の環境が、この作品にはあるのです。

もし料理が苦手な人がいて、その人に料理の楽しさを知ってもらいたいのなら、是非このマンガを薦めてあげてほしい。
優しい気持ちと一緒に、料理を作ることが楽しいことなのだと教えてくれる、そんな作品です。


如何でしたでしょう、『甘々と稲妻』の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?
『甘々と稲妻』は今年の7月より、TOKYO MXほか、いくつかのチャンネルにてアニメも放送しています。
「京まふ」開催まで、まだ少し日がありますので、もし興味が湧いた方がいらっしゃりましたら、視聴してみては如何でしょうか。
「京まふ」をより楽しむ、切り口になることでしょう。

ライター

木野 達彦

フリーライター

1993年生まれ。現在フリーのライターとして活動させて頂いております。
趣味はマンガ、ゲーム、アニメ。メインで扱っている記事も同様のジャンルになります。

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