京都発:マンガ・アニメ、映画・映像、ゲーム、クロスメディアのポータルメディア

【OVA『クビキリサイクル』 10月26日(水)発売!】西尾維新デビュー作 『戯言シリーズ』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

●『クビキリサイクル』OVA第1巻、10月26日(水)発売!

今月末にOVAの発売を控えた『クビキリサイクル』。
作者、西尾維新のデビュー作であるこの作品は、発売から長い年月が経った今なお、非常に根強い人気を誇っています。

さてそんな今更語るまでもない人気作であるこの作品ですが、とはいえ1巻の発売は2002年の2月、15年近くも前です。
当時、この作品に熱中していた高校2年生も、ちょうど30歳。
ファンの間では長い間親しまれ、アニメ化を望まれ続けたこの作品も、さすがに知らない人が増えてきたのではないでしょうか?

ということでこちらでは、『クビキリサイクル』OVA第1巻発売を記念して、『戯言シリーズ』の魅力を紹介させて頂きたいと思います。


●娯楽としての在り方を追及した作品、『戯言シリーズ』

%e5%b8%b0%e5%b1%9e%e8%a1%a8%e7%a4%ba%e3%80%80%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%aa%e3%81%97%e3%80%80%e5%a8%af%e6%a5%bd%e3%80%80

日本海に浮かぶ孤島、鴉の濡れ羽島。
そこに建つ屋敷には、島の主の赤神イリアによって
あらゆる分野の天才たちが客として招かれていた。
だがある朝、屋敷の中で、首斬り死体が発見される。
そして事件は、それだけでは終わらなかった――

原作は、西尾維新のデビュー作にして
第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』。
〈物語〉シリーズを手がけてきたシャフトによって、
西尾維新の原点とも言える作品が映像化される。

OVA「クビキリサイクル」公式サイト
http://zaregoto-series.com


2002年に『戯言シリーズ』第1作、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』にて、第23回メフィスト賞を受賞し、「京都の二十歳」をキャッチコピーに華々しくデビューを果たした西尾先生。
もともと漫画家志望であった西尾先生は漫画に強い影響を受けているようで、『ユリイカ』にて自分が一番影響を受けたものに「少年ジャンプ的なもの」を挙げています。

また、ライトノベル(ジュブナイル)、ゲームブック等にも強い影響を受けているとのこと。

このようにの様々な娯楽に影響を受けている為か、西尾先生の作品は非常に「娯楽的」。
その中でも『戯言シリーズ』は、当時20歳であった西尾先生の瑞々しい感性ゆえか、群を抜いて「娯楽的」です。

どれぐらい娯楽的かというと、元々「推理小説」として書き始められた作品でありながら、「そちらの方が楽しい」という理由で、何故か途中から「バトルもの」に路線変更してしまうほど。

このように、「とにかく楽しい方へ」という指向性を持って書かれたこの作品は、西尾先生のデビュー作であることも手伝って、実験的かつ西尾先生らしい、様々な仕掛けが作中に散りばめられています。

 

・作中に散りばめられた、ナンセンスな言葉遊び

西尾先生といえば、やはり「言葉遊び」。
「語呂合わせ」や「アナグラム」など、『物語シリーズ』や『刀シリーズ』で見られる多種多様な「言葉遊び」は、デビュー作である『戯言シリーズ』でも用いられています。

例えば、「千賀あかり(血が明かり)」、「千賀ひかり(血が光り)」、「千賀てる子(血が照る子)」といった語呂合わせや、「架城明楽(ジョーカー→城架→架城)」いったアナグラムなど、ネタバレになってしまうものもあるため多くは書けませんが、このような「言葉遊び」がほぼ全文に張り巡らされています。

このようにナンセンスな「言葉遊び」の数々が、独特な西尾維新ワールドを構成しているのです。

・奇怪? 突飛? 独特な魅力を持つキャラクター

こちらも西尾作品の代名詞。
『戯言シリーズ』には非常にアクの強い、突飛なキャラクターが数多く登場します。

例えば、「青い髪に青い瞳のサヴァン症候群の少女」や「顔面刺青の殺人鬼」、「拘束衣を着た二重人格の殺し屋」に「人類最強と呼ばれる、なんでも屋」などなど。
リアリティなぞ、なんのその。非常に独特なキャラクターしか存在しません。

特に主人公の「いーちゃん」は非常に人気があり、『このライトノベルがすごい!』キャラクター部門では、2005年度、および2006年度に連続で1位に輝いています。

また、「名前だけでキャラクターを定義したい」と述べている通り、登場人物の名前もかなり突飛。
「佐々沙咲(ささ ささき)」や「想影真心(おもかげ まごころ)」など、一度目にしたら、しばらくは頭から離れない名前が多いのも特徴です。

・世界観を構成する数多くの設定

「言葉遊び」や「突飛なキャラクター」が西尾維新ワールドを構成しているとするのなら、こちらは戯言ワールドを構成していると言える要素。
例えば、「ER3システム(全ての学問研究所)」や「零崎一族(殺人鬼集団)」、「チーム(サイバーテロ集団)」などなど。

現実準拠の世界観をベースに加えられる、西尾先生オリジナルの設定は、現実に存在したらと考えると非常にワクワクします。
このような、あり得そうであり得ない、魅力的な設定の数々が、戯言ワールドを構成しているのです。

●終わりに

%e3%81%8a%e3%81%a8%e3%81%8e%e8%a9%b1%e3%80%80%e5%b8%b0%e5%b1%9e%e8%a1%a8%e7%a4%ba%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%aa%e3%81%97

いかがでしたでしょう。『戯言』シリーズの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?

OVA1巻『クビキリサイクル』発売の10月26日(水)までもう少し。
予習もかねて、原作を手にしてみてはいかがでしょうか。

もしかすると、OVAをより楽しむことができるかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

木野 達彦フリーライター

投稿者プロフィール

1993年生まれ。現在フリーのライターとして活動させて頂いております。
趣味はマンガ、ゲーム、アニメ。メインで扱っている記事も同様のジャンルになります。

この著者の最新の記事

「KYOTO CMEX」ポータルサイトでは、マンガ・アニメ、映画・映像、ゲーム、クロスメディアの情報を発信する京都発のポータルメディアです。SNSをフォローして掲載情報をチェック!(情報募集

ピックアップ記事

【パートナーイベント】 「ギア」、2022年11月のキャストスケジュールを公開!

アニメ評論家、氷川竜介氏に聞く中国最新アニメの世界

【京まふ2022現地レポート】大興奮ファミレストークin京都!〜Fate/Grand Order カルデアラジオ局Plus 出張版~

【京まふ2022現地レポート】デジタルスタンプラリーに挑戦!

【京まふ2022現地レポート〜内田真礼さん登場!京まふオープニングステージ!〜】

【京まふ2022現地レポート】『わたしの幸せな結婚』ブースの様子です🌸

【京まふ2022現地レポート】伝統工芸 体験工房をご紹介!

【京まふ2022現地レポート】今年も開催!『古都コス』の様子です

【京まふ2022現地レポート】『ラブオールプレー』ブースの様子です🏸

【京まふ2022現地レポート】鬼滅の刃おたべが販売!生八つ橋が食べられる!

【京まふ2022現地レポート】『少年ジャンプ+』ブースの様子です👀

【京まふ2022現地レポート】『Fate/Grand Order』ブースの様子です!

【京まふ2022】『お通り男史』二周年記念スペシャルステージの様子です!

【京まふ2022現地レポート】『ytv animation』ブースの様子です!

【京まふ2022現地レポート】『お通り男史』ブースの様子です!

全て表示

2022年度の人気記事

【公式イベント】西日本最大級のマンガ・アニメ・ゲームの祭典『京まふ2022』開催決定!9/17(土)・18(日)みやこめっせを中心に開催!出展ブース、ステージ、グッズ、コスプレなど盛りだくさん!

【クリエイター支援情報】参加無料!アニものづくりアワードpresents『推しと聖地巡礼 ーアニメが生み出す地域経済圏ー』2022/5/31にオンライン開催!(〆切 :5/30)

【クリエイター支援情報】〆切迫る!アニメ、マンガ、キャラクターなどを活用した、優れた企業コラボレーションや広告プロモーションを表彰するアワードイベント「アニものづくり アワード2022」エントリー期間延長開始!7/15まで!

【クリエイター支援情報】〆切延長!アニメ、マンガ、キャラクターなどを活用した、優れた企業コラボレーションや広告プロモーションを表彰するアワードイベント「アニものづくり アワード2022」エントリー期間延長!7/15まで!

【公式イベント】アニメ、マンガ、キャラクターなどを活用した、優れた企業コラボレーションや広告プロモーションを表彰するアワードイベント「アニものづくり アワード2022」エントリー開始!6/30まで!

【京都コンテンツ関連情報】今年で3回目!「鬼滅の刃 京ノ御仕事 参」開催!遊郭編の世界のような映画村・遊郭のセットが見どころ!(〜10/17)

アニメ評論家、氷川竜介氏に聞く中国最新アニメの世界

【BitSummit関連情報】BitSummit X-Roads特設WEBサイト公開!出展インディーズゲームタイトルが決定!豪華インフルエンサーによる実況バトルや会場のLIVEリポート等、10周年を飾るコンテンツが盛りだくさん!

【京都コンテンツ関連情報】京都市勧業館にて、コスプレイベント「COSJOY@京都市勧業館」6/12に開催!

【京都コンテンツ関連情報】新選組ゆかりの地をOVA「薄桜鬼」3隊士と共に巡る宿泊プラン「いざ出陣!新選組再発見の旅プラン」を販売開始!

【京都コンテンツ関連情報】京都駅ビルにてコスプレイベント『acosta!@京都駅ビル』5/28に開催!

「ブッチギレ!」監督とプロデューサーにアニメ放送直前インタビュー!

【京都コンテンツ関連情報】京都国際マンガミュージアムにて「COSJOY」5/21,22に開催!〆切は5/19まで!

【京都コンテンツ関連情報】主演・福田悠太(ふぉ〜ゆ〜)、共演・室龍太、松本明子トニー賞受賞大爆笑コメディ!「ボーイング・ボーイング」上演決定!京都公演は6/3〜6/5!

【京都コンテンツ関連情報】「魔法使いの約束 (まほステ)」× アニメイトコラボ!5/19〜5/22までの期間限定で京都焙煎屋でアニメイトカフェ出張版「魔法使いの約束カフェ」開催!

【京都コンテンツ関連情報】東映太秦映画村にて「シン・ウルトラマン祭 ~怪獣総進撃デジタルスタンプラリー~」開催!(7/10まで!)

【京まふ2022直前特別セミナー】TVアニメ『ブッチギレ!』監督&プロデューサーに学ぶ 歴史劇ならびに京都ストーリーテリングの可能性

【京都コンテンツ関連情報】東映太秦映画村にて「エヴァンゲリオン展 VISUAL WORKS」が開催中!(5/29まで)

【京都コンテンツ関連情報】SSMRビジネス推進コンソーシアム「空間音響MR®」を活用したミステリーコンテンツ 「よろずや探偵BOSS~K夫人の謎~」を 井筒八ツ橋本舗祇園本店で開始!

【京都コンテンツ関連情報】バーチャル空間上にウェブサイトを構築し『XRの未来図鑑』を公開!

全て表示

人気記事ランキング

ついに鶴丸がやってくる!聖地・藤森神社での太刀「鶴丸」(写し)の奉納・展示がまもなくスタート!

10月6日までイベント開催中!【鬼滅の刃 京ノ御仕事】東映太秦映画村でのコラボをご紹介!

京都通になれる!?TVアニメ『京都寺町三条のホームズ』聖地巡礼

「孤独のグルメ」原作者:久住昌之氏、「FFシリーズ」生みの親:坂口博信氏が登壇するセミナー、京都で開催!【10/16・30、参加費無料】

寺町三条のホームズ原作者、望月麻衣先生独占インタビュー&聖地巡礼!

京都通になれる!?TVアニメ『京都寺町三条のホームズ』聖地巡礼 その2

巡ってわかる、心の距離。TVアニメ『月がきれい』聖地巡礼~前編~

今年は真選組が主役!? 実写版ロケ地の映画村で銀魂イベント再び!京都ブルルン滞在記パートⅡの全貌が明らかに!!

有頂天家族「京巡りスタンプラリー」を一日で巡ってきた!

【申込開始!】KYOTO CMEX 2018 10周年記念事業:角川歴彦氏と荒俣宏氏による講演&対談を京都で開催!【9/14(金)・無料】

アニメ『有頂天家族』の聖地としても有名な京都の下鴨神社でみたらし祭開催中【07/30まで!】

【映画・歴史好き必見】東映太秦映画村の魅力をどどんとご紹介!新選組隊士の殺陣や実写映画『銀魂』等様々なロケが行われているオープンセット、仮面ライダー立像の撮影も可能!

巡ってわかる、心の距離。TVアニメ『月がきれい』聖地巡礼~後編~

KYOTO CMEX オリジナル「間違い探し」第1弾『ビットサミット』(「BitSummit 7 Spirits」チケットプレゼント!)

【公式イベント】インディーゲームの祭典10周年となる「BitSummit X-Roads / ビットサミット クロスロード」京都みやこめっせで有観客にて開催決定!

【本日よりチケット販売開始!】大人気の「京まふ」抽選制ステージに応募し忘れて泣かないための全7ステップ

【コンテンツクロスメディアセミナー申込み開始!】豪華な講師が勢揃い!~第1回:亜樹直氏、第2回:堀井雄二氏、林克彦氏、第3回:石橋義正氏~

京都通になれる!?TVアニメ『京都寺町三条のホームズ』聖地巡礼 その3

『ギークハウス京都東福寺』の管理人を直撃 ギークハウスってどういう人が入居してるの?

京都市ボランティア・エキストラ登録制度のご案内

全て表示

カテゴリ一覧

種類別カテゴリ

ジャンル別カテゴリ

年別記事一覧

ページ上部へ戻る