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京都の知見が集まる「コンテンツパッケージ授業」開講!
- 2017/10/15
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コンテンツ分野の教育・研究を推進する京都の6大学・1博物館(京都嵯峨美術大学、京都市立芸術大学、京都大学、京都造形芸術大学、立命館大学、京都精華大学、京都文化博物館)が協力して、各大学の知見・特色を持ち寄り「リレー講義」形式で開講する「コンテンツパッケージ授業」。9月30日(土)、キャンパスプラザ京都にて第1回目の講義が行われました(今年度は12月2日(土)までの全15回の講義)。
コンテンツパッケージ授業は、「KYOTO CMEX(京都シーメックス) 」のオフィシャル事業であり、「コンテンツ産業の振興」、「人材の育成・交流」、「国際競争力の強化」を学術面から担う取り組みです。
初回は、立命館大学映像学部の細井浩一教授がイントロダクション講義として、「ジャパン・コンテンツの悠久と先端」を担当されました。冒頭で細井教授は「各分野で著名な先生が、大学間の壁を越えてリレー講義を実施できる。これは多くの大学が集まっている京都でしかなし得ない」と説明されました。
-余剰のある場所で文化が育つ。1000年以上にわたり、京都はその中心だった。
京都の映画といえば太秦が有名ですが、太秦に映画産業が集積するに至った経過を読み解くことで、京都の映画史の理解がより深まるとして、「日本映画の父」牧野省三氏の撮影所が等持院に存在したこと、御室撮影所などを紹介しました。また、ゲームについても任天堂がゲーム産業に参入する以前から京都には、日本を代表するアーケードゲームのメーカー「関西精機製作所(KASCO)」が存在したことなども紹介しました。
各大学がそれぞれの特色を生かした講義を実施することで、京都で発展してきた表現文化や映像文化について学び、理解を深めるだけでなく、それらの文化の展望について思索する力を養うことをもねらう「コンテンツパッケージ授業」。マンガ、アニメ、ゲーム、 映画などさまざまな講義を通して、京都の持つポテンシャルが明らかになります。
講義内容
9月30日(土) | 「イントロダクション」(立命館大学 細井教授) 第1回 「イントロダクション」 |
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10月7日(土) | 「キャラクター」(京都嵯峨美術大学 安斎准教授) 第2回 講義「原始的アニメ劇メーションについて」 第3回 講義「コミックアート絵画について」 |
10月14日(土) | 「デザイン」(京都市立芸術大学 滝口教授) 第4回 講義「デザインの基礎教育について」 第5回 実習「色彩と構成とイメージについて」 |
10月28日(土) | 「マンガ」(京都精華大学 すがや教授) 第6回 実習「誰にも描ける4コママンガ」 第7回 講義「マンガを通じて見たキャラクタービジネスの実態」 |
11月4日(土) | 「映画」(京都府京都文化博物館 森脇映像/情報室長) 第8回 講義「京都のものづくり産業としての映画の歴史①」 第9回 講義「京都のものづくり産業としての映画の歴史②」 |
11月11日(土) | 「現代美術」(京都大学 土佐教授) 第10回 講義「現代美術としてのメディアアート 基礎編」 第11回 講義「現代美術としてのメディアアート 応用編」 |
11月25日(土) | 「アニメーション」(京都造形芸術大学 野村教授) 第12回 講義「アニメーションのリアルを考える」 第13回 講義「アニメーションと琳派」 |
12月2日(土) | 「ゲームとクロスメディア」(立命館大学 細井教授) 第14回 講義「ゲーム産業の黎明と京都」 第15回 ゲストレクチャー・鼎談「クロスメディアの聖地としての京都」 |
※日程等変更になる場合があります。
※一般の方の聴講は不可。
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