【第1回】「A 5th Of BitSummit」に出展した外国人開発者達に直撃インタビュー『Light Fall』のBishop Gamesに聞いてみた
- 2017/6/12
- BitSummit, ゲーム
- BitSummit直撃インタビュー, Light Fall
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先月の20日から2日間、京都市勧業館「みやこめっせ」で「A 5th Of BitSummit(以下、ビットサミット)」が開催されました。日本最大級のインディペンデントゲームの祭典ということで、今年は出展者数97組、来場者数は2日間の合計が前年比45%増となる9,346人と盛り上がりを見せました。海外からの出展者や来場者も多かったようです。そこで海外から時間とコストをかけてビットサミットに参加した外国人達に出展して得たものは何だったのか、京都という町で何を感じたのか直撃取材を敢行しました。
トップバッターは2Dアクションゲーム『Light Fall』を展示したBishop Games(ビショップ・ゲームズ、以下BG)のBen Archer(ベン・アーチャー、以下ベン)氏です。
―まずは簡単に自己紹介をお願いします。
ベン:Ben Archer(ベン・アーチャー)、28才です。BGの創業者の一人でもあります。BGはカナダのケベック・シティーを拠点に活動しています。私は『Light Fall』のストーリーとPR/マーケティングを担当しています。
―どうして京都で開催されるビットサミットに参加しようと決断されたのでしょうか?
ベン:BGは日本、中国、韓国などのアジア市場ではいくつかの段階を経て成功しています。各国に『Light Fall』を完璧にローカライズしてくれるパートナーがいます。日本でのパートナーである架け橋ゲームズからの提案で、今回のビットサミットに参加することになりました。架け橋ゲームズは出展手続から日本語版のデモの用意などいろいろ助けてくれました。日本のゲーマー達が『Light Fall』に興味を示してくれるかどうか自分の目で見ることが出来たのは良かったと思っています。
―『Light Fall』を展示しましたが、日本のメディアの取材はどれくらいありましたか?
ベン:正確な数はわかりません。有名どころではファミ通の記者が取材に来てくれて『Light Fall』を楽しんでくれました。その他のメディアも沢山ブースに足を運んでくれました。
―ビットサミットでは将来的なビジネスチャンスにつながりそうな話はありましたか?
ベン:はい。非常に興味を引くパートナー候補と出会うことが出来ました。現在、将来的な可能性を模索しているところです。
―ビットサミットにおける最大の収穫は何だったのでしょうか?
ベン:ビットサミットでの大きな収穫は2つあります。一つ目は世界的に有名なメディアであるファミ通に取材されたことです。二つ目はTwitchのステージに登壇して来場者の皆さんの前で『Light Fall』に関して話をさせてもらったことです。これはTwitchでライブストリーミング配信されました。総括すると、ビットサミット自体はのんびりした雰囲気の中、とても楽しいイベントでした。
―ビットサミットには時間とコストをかけただけの価値はありましたか?
ベン:ええ。ビジネス的な話に発展するチャンスがあるとは期待していませんでしたが、結構いろんな可能性が出てきたのは嬉しい驚きです。
―ビットサミットの開催期間中やその前後で観光はしましたか?どういった場所に行かれたのでしょうか?
ベン:日本には合計12日間滞在しました。13時間の時差があるように、日本はカナダとは正反対の位置にあります。2度と訪問するチャンスがないかもしれないということで、可能な限りいろんなところへ行きたいと思っていました。大阪で3日間、京都で7日間、東京で2日間過ごしました。歴史的な街でもあるカナダのケベックに似ているということで、一番気に入った街は京都です。まるで地元にいるような気分にさせてくれる街でした。都会的な面と寺院や公園などの調和が素晴らしかったですね。富士山や箱根も実に良かったです。場所としてはこの2箇所が一番でしょうか。
―京都での滞在中一番楽しかった時間はどういった時でしたか?
ベン:京都周辺の寺院めぐりや伝統的な日本の市場(錦市場)は楽しかったですね。京都国際マンガミュージアムはとてもクールな場所でした。
―来年もまたビットサミットに参加されますか?
ベン:とても楽しかったので間違いなく参加を検討します。
―ありがとうございました。
画像提供:Bishop Games
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