マンガ・アニメ、映画・映像、ゲーム、クロスメディアの京都発の先端情報を発信

【京まふ2025 取材レポート】推しキャラが浮かび上がる!すみっコぐらし・リラックマ・たれぱんだファン必見。京の黒染屋・馬場染工業で伝統工芸を体験してみた!

完成した時、嬉しさが込み上げる伝統工芸体験工房を京まふ2025で体験してみました!

こちらの記事では、京まふ2025が終わった後も行けるアニメ・マンガと京都の伝統工芸が見事に融合した体験ワークショップについてお届けします。

 

■京まふ2025で開催された「伝統工芸体験工房」とは?

2025年9月20日(土)21日(日)に開催された京まふ2025では、京の黒染屋・馬場染工業株式会社による体験工房が開催されていました。

実はこちら、京まふに毎年出展する会社(KYOTO CMEXでは昨年も取材!記事はこちら)。

毎年新しい型染めがお目見えするのも見どころで、京まふ2024では「キン肉マン」が、京まふ2025では「やさいのようせい」「すみっコぐらし」「リラックマ」「たれぱんだ」「あらいぐまラスカル」「ふわりんましゅ」「げっし~ず」が加わりました。

そして「お通り男史」をはじめ、新しい型が増えているキャラクターもあるのだそう。

「今年はどんなキャラクターが増えているかな?」とチェックするのも、京まふの通な楽しみ方かもしれません。

体験では“京黒紋付染(きょうくろもんつきぞめ)”の技法が使われたアイテムや黒地のアイテムに、 推しのキャラクターを型刷りすることができます。

型染めの種類が豊富でその数なんと100種類以上…キャラクターにとどまらず武士の家紋まであります!

型だけでなく染料のバラエティも豊かで、16種類から選べます。

 

■京黒染めとは?黒染めとはどう違う…?

“京黒紋付染(きょうくろもんつきぞめ)”という言葉が登場しましたが…「一体何だろう?」と気になった人も多いのでは。

簡単に紹介すると…1979年に国の伝統的工芸品に指定された染め方や生地のことを指し、京都ならではの着物文化の一つとされています。

武士の間で檳榔という植物の種子を用いた“檳榔子染(びんろうじぞめ)”が定着し、その後ヨーロッパの染色技術に刺激を受け発展し、江戸時代に確立されました。


(写真提供/馬場染工業株式会社)

使う染料はもちろんのこと、繊細な職人技が結集し、手間が掛けられた染め方が特徴。

かいつまんだ説明とはなりますが…染色釜で温度や時間など細やかに気を配りながら染色した後、色落ちや色移りが起こらないよう丁寧に水洗いし生地を傷めぬよう一瞬にして乾燥させるのだそうです(詳細は馬場染工業株式会社さんのこちら公式サイトにて紹介されています)。

馬場染工業株式会社は、その伝統的な“京黒紋付染”の技術そして家紋という文化を現代に紡いでいます。

家紋は通常、防染した部分に筆で描いていくとのことですが、体験工房では“京黒紋付染”に気軽に親しんでもらえればと、黒染めした部分に“型染め”をするという方法でキャラクターを付けます。

 

■伝統工芸を実際に体験!感想は…?

京まふ2025で、型刷りにチャレンジ!

アイテムはコースター、型は今年の新作・和柄たれぱんだ、染料は草銀をチョイスしました。


京まふ2025ではアイテムをコースター1650円、トートバッグ小2200円、巾着・大トート2750円から選択できた
コースターとトートバッグ小は京まふ限定アイテム


染料一覧。16種類の中から好きな色を選べる

 

ここからは実際にどのような体験ができたのかお届けしていきます!

はじめに“京黒紋付染”されたコースターに型をのせ

型がずれないようしっかり押さえながら一気に染料を塗って

型をはずすと…漆黒の生地に、たれぱんだが浮かび上がりました!!

型を外し、染め上がりを確認するその瞬間は、思わず「わぁっ!」と声をあげてしまうほど嬉しくなります(上手くできない時にはプロによるフォローが入るそうなのでご安心を)。

何も入れられていない黒地も綺麗ですが、紋が入ることで黒地の美しさが際立つように感じました。

“京黒紋付染”や自分の家紋を知らない人も多い中で、伝統や文化を知ってもらいたいと始まったこちらの伝統工芸体験工房。

推しのキャラクターグッズを作っているうちに伝統工芸の魅力に気付かされるという、老舗の柔軟でチャレンジ精神豊富なアイデア力に感心してしまいました。

大人はもちろん子どもにチャレンジさせれば歴史や伝統、文化に興味を持ってくれるのかも…と思いました。

体験は家紋工房「柊屋新七(ひいらぎやしんしち)」にて開催されています。体験される方はこちら予約サイトからの事前予約が便利とのことです。

 

【馬場染工業株式会社】
所在地:京都府京都市中京区西洞院通三条下ル柳水町75
電話番号:075-221-4759(受付時間/9:00~17:00)
https://www.black-silk.com/

 

【京まふ2025(京都国際マンガ・アニメフェア2025)】

2025年9月20日(土)21日(日)の2日間にわたり、みやこめっせ・ロームシアター京都にて開催された日本最大級のマンガ・アニメ見本市。作品の世界観に没入できるブース展示や、声優さんの生トークを聴けるステージ、オリジナルグッズ・フードの販売などが行われた。

>>京まふ公式サイトはこちら

ライター

角野好代

ライター

京都を愛する、フリーライター。
好きなアニメ・マンガ作品は「鬼滅の刃」。煉獄杏寿郎の熱い言葉に励まされながら、日々執筆しております。伝統工芸や歴史に関心があり、2025年に京都・観光文化検定3級を取得。取材では深掘りし、読んでいただいた方の毎日がちょっと楽しくなるような、ほっこり情報をお届けします。

このライターの記事一覧へ

この著者の最新の記事

京まふの記事

【公式イベント情報:参加無料】約50の編集部が京都に集結!マンガ家志望者必見の「マンガ出張編集部」開催!(開催期間:2026/11/21~22)2026年11月21日(土)・22日(日)の2日間、京都コンピュータ学院 京都駅前校で「マンガ出張編集部」が開催されます。首都圏を中心とした出版社のマンガ編集部が京都に集まり、自作のマンガを直接持ち込んで講評やアドバイスを受けられるイベントです。参加費は無料。プロを目指す方にとって、編集者と直接話せる貴重な機会です。 【マンガ出張編集部とは】 マンガ家としてデビューする道のひとつが、出版社の編集部に原稿を持ち込んで編集者に見てもらう「持ち込み」です。ただ、出版社の多くは東京に集まっているため、西日本に住む方にとっては、気軽に持ち込みに行くことが難しいのが現状です。 「マンガ出張編集部」は、そう… 134KYOTO CMEX【京まふ関連情報:入場無料】U-35・学生クリエイターの作品に出会える!「京まふCREATIVE文化祭」が京都駅前で開催(開催日:2026/11/21) 161KYOTO CMEX【京まふ2026】TVアニメ『黄泉のツガイ』上洛の儀in京まふ ステージを取材!「後半」 127立命館大学映像学部学生チーム【京まふ2026】TVアニメ『黄泉のツガイ』上洛の儀in京まふ ステージを取材!「前半」 136立命館大学映像学部学生チーム主人公は酢飯!?【アニメ】10月7日スタート「マゼンチュ」&人気放送中「パンの赤ちゃん」の見どころを聞いた【京まふ2026】レポート 175角野好代アニメ「風を継ぐもの」描き下ろし限定グッズ情報【京まふ2026レポート】「立川迅助(cv佐久間大介)」コラボ酒が人気? 417角野好代未来の国宝?ゲームクリエイター×伝統工芸がコラボ【京まふ2026レポート】「京都家紋工房 柊屋新七」体験ブース 300角野好代【ゲーム分野イベント情報:参加無料】学生が作った9作品を試遊!マンガミュージアムで「京都ゲーム大作戦」開催(開催期間:2026/10/17~10/18) 216KYOTO CMEX【京まふ2026関連情報】『ゾンビランドサガ』限定グッズの事後通販が受付中!(開催期間:2026/9/30~10/14) 244KYOTO CMEX

京まふの記事をすべて見る(609件)

よく読まれている記事

【公式イベント情報】京都にて開催される国内最大級のインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」スポンサー企業様・企業出展を公開!併せて、チケット販売情報のお知らせ(開催期間:2026/5/22~5/24)本日、BitSummit実行委員会は、京都みやこめっせにて2026年5月22日(金)から24日(日)の3日間にわたって開催される「BitSummit PUNCH(ビットサミット パンチ)」にオフィシャルPRサポーターズとして参加する人気配信者・クリエイターの皆様を発表いたしました。また、本イベントに新たにご参加いただくスポンサー企業様と、BitSummitゲームジャムに関する情報もお知らせいたします。 オフィシャルPRサポーターズには、SANNINSHOWからドンピシャ・ぺちゃんこ、M.S.S ProjectからFB777・eoheoh、そしてSPYGEA、おにや、ドグマ風見などの人気配信者た… 4,708KYOTO CMEX【2026年版】京都現地民オタクが教える! 京都に来たら絶対行きたいアニメ・マンガ・サブカル系ショップを詳しく紹介! 4,616雨森 / ame-mori【京都開催】ホロライブ全国巡回ポップアップ「hololive BASE on Tour! 2026 Duet Stage!」が7月にイオンモールKYOTOへ上陸!(開催期間:2026/7/24~8/16) 4,577KYOTO CMEX【観覧無料】『響け!ユーフォニアム』の聖地・京都駅ビルでTRUE主題歌ミニライブ&特典会が開催!(開催日:2026/4/29) 4,551KYOTO CMEX【公式イベント情報】第1回コンテンツクロスメディアセミナー申込受付中!映画プロデューサー・映画監督・小説家 川村 元気 氏が語る「物語が生まれる時 How STORIES are born」(2026/11/4水曜・参加費無料) 4,270KYOTO CMEX

ピックアップ

【公式イベント情報】映像製作ワークショップ「第19回京都フィルムメーカーズラボ」募集開始!一流監督・映画人のサポート&京都の撮影所で短編時代劇作成!(応募〆切:2026/10/26)京都を舞台に、映像制作を志す世界中のクリエイターが集う「京都フィルムメーカーズラボ(Kyoto Filmmakers Lab)」が、今年で19回目を迎えます。2026年12月の開催に向けて、世界中から参加者の募集がスタートしました。 本プログラムは、時代劇の本場である京都の歴史ある撮影所を舞台に、第一線で活躍するプロフェッショナルから直接指導を受けられる実践的な取り組みです。映像業界の未来を担う人材育成と、国境を越えたネットワーク構築の場として、毎年多くの熱意あるクリエイターが京都に集結しています。 【2つの魅力的なプログラム】 本ラボでは、参加者の経験や目的に合わせた2つの実践的なカリキュラ… 596KYOTO CMEX【京まふ2026】おこしやす大使・梶裕貴さんにインタビューさせていただきました!! 355立命館大学映像学部学生チーム[京まふ2026]皆さんの願いをおこしやす大使 梶裕貴さんが平安神宮へ奉納! 271立命館大学映像学部学生チームアニメ・ゲーム×伝統工芸「クロスメディア」はどう生まれる?【京まふ2026レポート】FGOとコラボの舞扇堂を独占インタビュー! 240角野好代太秦映画村はこれからどうなる?【京まふ2026レポート】2027年春に第2期エリアがリニューアルオープン! 344角野好代【京まふ2026】劇場版『メダリスト』スペシャルステージin京まふに参加してきました! 221立命館大学映像学部学生チーム【公式イベント情報】記念すべき開催15回目の『京まふ2026』来場者は4万人以上!梶裕貴さんからのコメント&熱気あふれた会場の様子をレポート! 307KYOTO CMEX【京まふ2026】クライマックス突入!Re:ゼロから始める異世界生活4th seasonの振り返りステージに行ってきた!【リゼロ】 473立命館大学映像学部学生チーム未来の人気アニメーター&マンガ家を発掘!?【京まふ2026】クリエイターズブースをレポート!梶裕貴&上坂すみれ描き下ろしTシャツも 401角野好代【京まふ2026】15回の歩みが一堂に! 京都市に広がる展示と記念企画を現地取材 374雨森 / ame-mori【推し活で京都遠征】推しと一緒にぬい撮り・買い物・観光を1日でやりたい!京都がオタクに優しい街なのか検証 448雨森 / ame-mori【京まふ2026】ラジオ大阪ブースで、声の世界の奥深さを知る 857立命館大学映像学部学生チーム【京まふ2026】アニメをきっかけに地方へ!「アニメ&まんが聖地EXPO」ブース 381立命館大学映像学部学生チーム【京まふ2026】《入社確約》京都芸術大学さんのブースで就職面接してきました…! 392立命館大学映像学部学生チーム【京まふ2026】15回目を迎える関西最大規模のマンガ、アニメ総合イベントは秋クール開始直前で大盛況 339中村彰憲【地下鉄に乗るっ】クラファンから10年。京都のローカルコンテンツが1,000万円超を集めるまでの裏側を魚雷映蔵・佐野リヨウタが振り返る 1,309雨森 / ame-mori【京まふ2026】行政主導の挑戦から西日本最大級のマンガ・アニメフェアへ。主催者・京都市に聞く15回目を迎える京まふの現在地 585雨森 / ame-mori【太秦映画村】史上最恐のお化け屋敷がリニューアル! 選べる3つの恐怖レベルを「大恐」で体験……【絶叫レポート】 2,037雨森 / ame-moriKYOTO CMEXが「地下鉄に乗るっ」にゆかりある駅を巡るっ! 【太秦天神川駅編】 746雨森 / ame-moriKYOTO CMEXが「地下鉄に乗るっ」にゆかりある駅を巡るっ!【松ヶ崎駅・小野駅編】 768雨森 / ame-mori芽護こうせいさんをインタビュー!京まふ2026メインビジュアルに込めた想い&今後の目標を聞いた! 956角野好代【京まふ2026おこしやす大使と京都巡り】 ショート動画で紹介された京都のスポットへ旅に出よう! 822雨森 / ame-mori京都精華大学IMRCとZEN大学HARCが連携! マンガやコンテンツを未来へ繋ぐ学術交流協定が締結【イベントレポート】 1,254雨森 / ame-mori【新シーズン始動】KYOTO CMEXライター激推しの公式イベントを一挙ご紹介【2026年7月→2027年2月】 1,231雨森 / ame-mori静けさと躍動のあいだ。イラストレーター・千瑛さんが描くKYOTO CMEX新メインビジュアルをご紹介【インタビュー】 1,349雨森 / ame-mori京まふやBitSummitだけじゃない!? みやこめっせで開催されたスタートアップイベント「IVS2026」【現地レポート】 1,327雨森 / ame-mori

ページ上部へ戻る