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”日本に興味のある外国人”という共通項でつながるTokyo Otaku Modeと京都。京まふ出展について話してくれました
- 2017/9/15
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日本人で知らない人は結構いるかもしれませんが、日本のポップカルチャーに興味のある外国人なら知らない人のほうが少ないと言われるのがTokyo Otaku Mode(トーキョー・オタク・モード、以下、TOM)という会社です。アニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッションといった日本のポップカルチャーコンテンツの情報発信や、ポップカルチャー関連商品のオンライン販売を行う、日本人が設立したアメリカ企業(登記上の本社が米国)です。筆者がこれまでに出会った”日本のポップカルチャーに興味のある外国人の知人”からたびたびTOMについての質問を受けていたこと、筆者が人生の中で数年過ごした地がTOMの登記上の本社がある米国デラウェア州だったことなどから、以前より興味を持っていた会社でした。京まふに出展するということで、今話を聞かなくていつ聞くんだという妙な使命感にかられたこともあり、なんのツテもない中取材を申し込んだら、TOMのプロデューサー、瀬山隆祐氏(以下、瀬山氏)が快く引き受けてくれました。
―京都という街も、御社のサービスも日本文化に興味のある外国人からの引きが強いという点で共通していますが、京まふ出展の経緯を教えていただけますでしょうか?
瀬山氏:TOMは、主に海外向けにサービスを展開していることもあり、普段は国内でのイベントに参加することは少ないですが、”国際マンガ・アニメフェア”という事で、普段海外向けにオタクコンテンツのビジネスをしているTOMが海外のファンの集客に協力できればと思いました。TOMが京まふに初出展したのは4年前なのですが、その当時は私はまだ学生で京都在住だったこともあり、大学に通いながら手伝ったことがある思い入れの深いイベントです。
―どういった層の来場者がTOMブースに足を運んでくれると想定していらっしゃいますか?
瀬山氏:昨年同様、視界に入れば近くでみたくなるTOMスペシャルクリエイターのハイクオリティなイラストや、世界中で人気の作品との一風変わったコラボ商品など、多数そろえているので、特定のファン層ではなく、多くの方が立寄っていただけるのではないかなと思っています。
―京まふの開催趣旨の中には「マンガファン及び外国人も含めた観光客の新たな層の掘り起こし、日本の文化「アニメ」「マンガ」を海外に発信することを目的としています」という一文があります。この点はTOMの事業とクロスオーバーしますが、TOMブースにはどの程度の「外国人来場者」を見込んでいらっしゃるのでしょうか?
瀬山氏:TOMブースを訪れてくれる海外の方の人数は正確には予測しかねます。と言いますのも、京まふへの出展は、特に海外からの来場者向けに考えて出展しているのではなく、日本のファンの皆様含め来場される方全員を見て取り組んでいるので、日本の方か海外の方かで分けて考えていないからです。昨年出展した際には「TOM知ってるよ!」と言ってくださった海外ファンの方も多くいらっしゃったのですが、日本にいながらそういった声をいただけるのは本当に嬉しいことなので、今年は昨年よりもっと海外のファンに来て頂けたらと思っております。
―「エヴァンゲリオン × ロンギヌスの毛抜き」が一時話題となったりした「TOM Projects」発の商品を展示されるとのことですが、「TOM Projects」とはそもそも何なのかを簡単にご説明願えますでしょうか?
瀬山氏:「TOM Projects」は、コンテンツやクリエイターの方々とのコラボレーションによるオリジナル商品の開発ためのプラットフォームです。企業はもちろん、ファンともコミュニケーションを取りながら商品開発をする場となっており、ファンの感想や要望を商品開発に反映することで、ファンの皆さんもプロダクト開発に参加することができます。例えば「『狼と香辛料』 ホロ ウエディングドレスver.」では、フィギュアの彩色見本を作ってサイトで公開した時に、「もう少しここがこうだったら」という声がファンから多く集まりました。それを受けてフィギュアを作り直し、ファンのみなさんがより納得のゆく商品に仕上がったと思います。京まふでの再販についても、再販して欲しいという声が多く届いたので、今回に合わせて調整をいたしました。
―「『狼と香辛料』 ホロ ウエディングドレスver.」、「銀魂 甲州印伝 カードケース」、「『ソードアート・オンライン』 武器PC眼鏡」を展示されるようですが、それぞれの商品の一押しポイントを教えていただけますか?
瀬山氏:「『狼と香辛料』 ホロ ウエディングドレスver.」ですが、デザイン修正版は日本で初披露となっています。ワンダーフェスティバルでの公開からよりグレードアップしておりますので、ファンの皆様と作り上げたホロを是非御覧ください。
「銀魂 甲州印伝 カードケース」は、カードケース全体にさりげなく銀魂のキャラ達のモチーフがちりばめられていて、普段づかいにもぴったりのデザインです!
「『ソードアート・オンライン』 武器PC眼鏡」の推しどころは、キャラクターの武器を違和感なく眼鏡という形に落とし込んだ再現性、現在の流行を捉えたフレームを採用したファッション性、そして重さやツルの長さなど着け心地も考慮した実用性となります。それぞれのキャラが携える武器とイメージカラー、『ソードアート・オンライン』の世界観をデザインしました。特にキリトモデルはファンの願いを叶えるべく「エリュシデータ」と「ダークリパルサー」の二刀流を形状から色まで忠実に再現した、今までにないPCメガネです。
―その他にも隠し球のような商品の展示はあるのでしょうか?
瀬山氏:既に発表はしておりますが、「アイドルマスター シンデレラガールズ」より、京都出身アイドルユニット『羽衣小町』と京都伝統工芸技術のコラボ商品を展示、受注致します!京まふ会場予約限定で、今回の商品のモチーフを仕様したアクリルキーホルダーもご用意しました!
【アイドルマスター シンデレラガールズ 和風ライトシェード】 古都里 羽衣小町モデル
―京まふにかける意気込みをお聞かせいただけますでしょうか?
瀬山氏:「なにこれ!?すごい!!」と思っていただけるようなブース、商品ラインナップをご用意いたしました!「え!?何あれ!」と言う声が聞こえたらとてもうれしいなと思っております!
―TOMブースを訪問するのを楽しみにしている方々へのメッセージがあればお願いいたします。
瀬山氏:当日お会い出来るのを心待ちにしております!この機会に「こんな商品が、このキャラクターのグッズが欲しい」など、お伝えいただければ本当に実現しちゃうかもしれません!ぜひお気軽にスタッフにお声がけくださいね!
―どうもありがとうございました。
外国人に限らず、日本人でも”ツボ”に入るものが多い「TOM Projects」発の商品の展示以外にも、TOMブースでは「進撃の巨人:日めくり兵団 二千年後の君でも使える卓上万年カレンダー」やTOM Special Creator グッズなどの販売も行う予定です。TOMブースは、みやこめっせ1階のブース番号113となっています。無茶振りを受けてくれるかは全くもって不明ですが、リクエストがあれば柔軟に対応してくれそうなので、TOMスタッフに交渉してみるといった楽しみ方もありそうですよ。
©2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス
©支倉凍砂/アスキー・メディアワークス/「狼と香辛料II」製作委員会
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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