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初公開の映像も上映!『旅はに』京まふ突撃取材~トークイベント編~

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京まふ二日目の19()、ロームシアター京都のステージにて、旅するアニメプロジェクト「旅はに」スペシャルトークイベントが開催されました!メインキャラクターである「屋島あかり」を演じる富田美憂さん、「北山なぎ」を演じる前田佳織里さんに加えて、ゲストとして監督の坂本一也さん、プロデューサーの高本雄大さんが登壇しました。

朝早くの開催でしたが会場は満員!客席は1席分空き、感染症対策もしっかりと行われていました。

開演前から、ステージにはメインキャラクターであるあかりとなぎのパネルが置かれていました。

イベントが始まると、拍手の中富田さんと前田さんが登場。会場が拍手で包まれました。

まずは「旅はに」についての紹介があり、アニメPVの上映がありました!

キャラクターのセリフが入ったものはお二人も初めて見たようでした。

 

オープニングが終わり、ゲストとして監督の坂本さんとプロデューサーの高本さんが登壇しました。

坂本さんは、先程のPVに関して、既に見ていたけど上映されて感動したと一言。

 

まずはゲストのお二人が、企画の立ち上げについてお話しされました。

高本さんによると、元々この企画は、studio hbの会社の色を出すPVを作るということで始まったプロジェクトだったそう。「元々は会社のPVにする予定だったものが、内容を考えていく中でこのようなプロジェクトになった」と、プロジェクトの成り立ちを話しました。

タイトルも、「旅はに」というタイトルは仮のタイトルだったそうです。「旅はに」の「はに」は、「旅は道連れに」から来ているようですが、それぞれの「旅」を入れてほしいとのことで「旅は△〇×に」となったそうです!キャストのお二人も、「旅はに」という名前にはインパクトがある、と言っていました。

この作品は、旅がテーマということで、京都が舞台となっていますが、観光地としての京都の魅力だけでなく、地元の人がわかるような小ネタも盛り込まれているようです。また、キャラクター2人が回るルートが、実際に回ることができるルートになっているようなので、ぜひキャラクターと同じルートで回って見てほしいとのことです。

 

アニメーション制作に向けて、スタッフは緻密なロケハンを繰り返したそうです。特にプロデューサーの高本さんは10回ほどロケハンに行ったとか!!背景の美しさにも、ロケハンが活かされているとこのとです。

富田さんは、「こういったご時世だからこそ京都を楽しんでほしい」と、前田さんは、「思い入れのある京都で、旅のプロジェクトに関わることができて嬉しい」と話しました。

 

続いては、キャラクターについてお話しいただきました。

まずは主人公の屋島あかり。富田さんの演じるキャラクターです。

一見クールな印象がありますが、暗いわけではないという所、ある思いを秘めて旅に出るという所も重要なポイントになっているそうです。

あかりは、性格よりも先にビジュアルが決まり、ビジュアルから性格や設定が膨らんでいったキャラクターであるとお話しされていました。

あかりと共に旅に出る北山なぎ。前田さんの演じるキャラクターです。

なぎは明るく振り切るキャラクターで、癖のあるセリフが多いそう。PVでも、「アメイジーーング!」という独特なセリフが印象的でした。

明るいキャラとのことですが、「アホの子」ではなく、気を遣うことができてあかりを楽しませようとするキャラクターというのもポイントだそうです。

ショートアニメのアフレコは既に終えているそうで、キャストのお二人が裏話などをお話ししました。

最近は別々で録ることが多い中、一緒に録ったとのこと。

前田さんは、2人の会話のテンポが楽しみ、富田さんは、なぎのテンションの微調整にこだわったとコメント。

特に、前田さんが長ゼリフであたふたしていたというエピソードでは会場にも笑いが起きました。

 

続いては、監督とプロデューサーに今後の展開についてお話しいただきました。

「ショートアニメとなりますが、冬には完成すると思います。また、よくある製作委員会方式のように企業の出資で作っているわけではなく、studio hbが単独で制作しているため、小規模なものになりますが、クラウドファンディングも予定している」とのこと。

また、今回は舞台が京都ですが、次の舞台も想定済みだそうです。舞台がどこになるのか気になります!

 

また、ショートアニメの前日譚となるノベライズも予定しているようです!今後の展開も目が離せません!!

 

なんと、ここで初公開となる本編の冒頭映像が上映されました!!

映像では、夜行バスに乗って京都に向かうあかりとなぎ、クールなあかりとあかりを引っ張るなぎの様子が可愛く描かれていました。京都駅や京都タワーが描かれていて、背景にもこだわりを感じました!

坂本さんは、「2人の性格や関係性を表現する映像にしたかった」とコメント。

また、2人が夜行バスに乗っているのは高本さんのこだわりだそうです。

新幹線で行くという手もありますが、あえて夜行バスにしたとのことです!

高本さんは、制作者視点として「完成して良かったと」一息ついていました。

ぜひ舞台となった場所に行ってみてほしい、とのことです!

 

ここで坂本さんと高本さんは退場。登場と同様、拍手に包まれながら退場しました。

 

ここからはキャストのお二人で、Radiotalkにて公開中の「旅はにラジオ」のコーナーを行いました。

「県民性 ホンモノ当てまショー!in京都」

京都の特徴や、あるあるが5つ出され、その中から本当の特徴を当てるというコーナーです。不正解だった場合にはラジオと同様、罰ゲームもあります。

今回出された特徴は、

1.京都でラーメン店を探そうとすると、30分歩いても見つからないことがある

2.学校給食では、三色プリンが大人気

3.京都のバスは、どんな事があろうとほとんど遅れない

4.鴨川の土手に座っているカップルは、なぜかきっちり等間隔に並んで座る

5.住所で説明されるより、○○寺や××神社の何軒となりと説明したほうが伝わる

5つ。

初めの予想では、富田さんが4、前田さんが1と予想。

今回はリアル開催のイベントということで、お客さんにどれが合っていると思うか、手をあげてもらうことに。

その結果、4が圧倒的!!

最終的には、2人とも初めの自分の予想を信じるということで、14を選びしました。

正解は4!富田さんは大正解、前田さんは不正解ということで、前田さんが罰ゲームを受けることになりました。

罰ゲームの内容は「ご当地キュンキュンセリフ」。打ち合わせでは2種類の中から選ぶ予定だったそうですが、富田さんからの希望でセリフが指定されました。

京都弁でプロポーズを受けた後に言うセリフを、言い終わった後には会場から拍手が起きました。

 

コーナーも終わり、エンディング。

前田さんは、「思い入れのある京都で、私自身は初の京都ということで、京都でイベントができて良かった」とコメント。

富田さんは、「アニメの公開をぜひ待っていただければと思います。」とコメント。 

拍手に包まれながらお二人が退場し、イベントは幕を閉じました。

 

 

企画の裏話から初公開の映像、ラジオのコーナーなど盛りだくさんな内容で、アニメの公開がより待ち遠しくなるイベントでした!アニメの舞台が京都ということから、京都ならではのイベントになったと思います。キャストのお二人の掛け合いも楽しく、笑いの溢れるイベントになりました!

 

イベント後には、高本プロデューサーに「旅はに」についてインタビューをさせていただきました!イベントでお話しいただいたことをさらに深く話していただいたので、インタビュー記事も是非ご覧ください!

 

「旅はに」公式Twitter

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立命館大学映像学部学生チーム

投稿者プロフィール

メディア業界を目指す立命館大学映像学部生によるインターンのチームです。毎年、ファン視点からトレンドをピックアップできるのが強み。実際、このインターンを経て業界で活躍しているOB、OGも。ぜひ暖かく見守ってください!

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